NYで冬を楽しむ

ホリデーシーズンに感じるある変化

あっという間に今年もあと半年。
穏やかな日が続き、まだ気温がマイナスになっていない異例の冬のニューヨーク。
そんなこともあり、ホリデーシーズンであることも忘れてしまうかのような毎日です。

赤と緑でクリスマスの装いのグランドセントラル駅と背後にそびえるクライスラービル。

元ナビスコの工場を改装して中に飲食店や雑貨屋が所狭しと入店しているチェルシーマーケットは、いつ行っても季節感溢れる見事なディスプレイ。

 

日本ではこの時期は「師走」の言葉通り、心機一転、新たな気持ちで新年を迎えるために溜まった仕事を片付けたり、今年はコロナで自粛する人たちも多いかもしれませんが、連日忘年会続きで朝から夜までバタバタ、というのが私が日本で会社員をしていた頃のこの時期のことです。

一方でニューヨークのホリデーシーズンはどのような感じでしょうか。


何度かこちらのブログでも触れていますが、様々な宗教の人たちが暮らし、必ずしもクリスマスを祝うクリスチャンばかりではないこの街では、メリークリスマスとはあえて言わず、この時期には”Happy Holidays"というのが定番の挨拶(詳細はこちらの記事をご覧ください)。

このホリデーシーズンには、マンハッタンの多くのオフィスビルやアパートに天井に届かんばかりのそれはそれは大きなクリスマスツリーが飾られたり、ユダヤ教徒の人たちのお祝いのハヌカのろうそくが飾られ、ロックフェラーセンターやブライアントパークには大きなクリスマスツリーが登場。そして5番街の小売店は競うかのように華やかなウインドーディスプレーで街を盛り上げてくれます。


マンハッタンの中心部にある庶民派デパート、Macy'sのホリデーディスプレイ。動画が重すぎてあいにく動く様子はお伝えできませんが、動く仕掛けは大人も子供も楽しませてくれます。

 

アメリカ人は家族や親戚の間でホリデーシーズンにプレゼントを贈り合う習慣があります。
ホリデーシーズンで会う機会に直接渡すこともありますが、遠方の場合は郵送するので、この時期郵便局には大きな箱を持った人たちの長蛇の列を見かけるのが冬の風物詩のようになっていました。

こうしたニューヨークのホリデーシーズンは、日本の師走とはまた異なり、華やかさと楽しいホリデーシーズンの高揚感が混じり合った独特の雰囲気。それは12月のマンハッタンに来たことがある人なら誰しもが感じたことがあるのではないかと思います。

週末で静かな住宅街。大きなクリスマスリースが建物とマッチしています。

 

心なしかそんなホリデーシーズンに変化を感じている今年。
パンデミックが終わりかけたかと思った矢先に発生したオミクロン株で旅行者も去年に続いてそんなに多くありません。
また、毎日のように報道されている歴史的なインフレで消費者物価がどんどん上昇し、それは家計にも影響を与えています。数日前のニュース番組では、値上がり率が数%どころか数十%にまでなっている商品もあると大騒ぎになっていました。コンテナ不足による世界的なサプライチェーンの混乱により、国内の商品が品薄となり、さらには人材不足で企業はお給料をあげないと人を雇えないことから、そうした様々なコストが商品に転嫁されてしまっているのです。
私は普段細かく値段をチェックするのが面倒で大雑把ですが、さすがに昨日薬局で普通サイズの歯磨き粉がどれも10ドル以上(1200円以上)もしていたので買うのを躊躇しました。

人々のお財布の紐は間違いなく固くなっていることでしょう。
また、企業もなんとか売上をあげることに必死で、以前のような太っ腹な値引きもほとんど見られません。
本来であれば、サンクスギビングの翌日のブラックフライデーから年末にかけては、企業は在庫処分のためにどんどん値下げをして、というのがコロナ前の状況でしたが、残念ながらそんな光景も見られなくなってしまっています。

ブラックフライデー初日のAmerican Eagle。なぜかウィンドウディプレイにセールの表示すらありません。

NY市庁舎前で待遇改善を訴えるイエローキャブのドライバーたち。

サンタがたくさん!これは、例年12月のある土曜日に行われるサンタコンというイベント。サンタクロースの格好をしてバーを渡り歩くのです。去年はコロナで中止でしたが、今年は復活。ただ、街行くサンタの数はコロナ前の10分の1ぐらいの少なさ。

私がこの記事を書いている間、パソコンの横や私の椅子の後ろで律儀に待ってくれている愛猫^ ^

 

今年も半月を切りました。心機一転、新しい年とともにコロナも早く過去のものとなることを祈るばかりです。みなさま、良いホリデーシーズンをお過ごしください。


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