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日本ではありがちだけれど、アメリカで絶対にタブーなこと

前の職場にいたおしゃれで性格も良いアメリカ人の女の子。
ネイティブスピーカーでない人と仲良くしてくれる生粋のニューヨーカーは少ないですが、彼女は、一緒に働いていた頃から親切にしてくれていて、前の会社を辞めてからもう数年が経ちますが、いまだに連絡をとりあっています。

昨晩は、その子と久しぶりにごはんを食べに行ったのですが、数ヶ月前に転職したその子が新しい会社で1つだけあまり好きではないことがあるようです。それは、すぐ隣のグループで彼女と同じようなポジションにいるある男性の存在でした。その男性は、趣味もなく、未婚ですが誰かとデートするような感じでもなく、仕事以外の活動が皆無のために、仕事人間に拍車がかかってしまっているようです。彼女が帰るときにはその人の席の前を通ることになり、彼女は入社まだ間もないことや、その人が自分と同じようなポジションであるがゆえに、自分の直属の上司ではないものの帰りづらいようです。その人に"judge"されているみたいで居心地が悪いと話していました。

"judge"という言葉は、アメリカ社会を理解する上でのキーワードかもしれません。
よく知られた使い方としては、裁判所で判事がジャッジしたり、スポーツの試合できわどい場面を審判がジャッジしたり、といった形だと思いますが、それ以外にも、judge someone (someoneには、him,her, youといった人が入ります)、といった形で使われることもあります。

ただ、気をつけたいのは、judge someoneは、アメリカではタブーなので、絶対にしてはいけません。

具体的にどういうことかというと、自分や社会の価値判断基準に照らして、他人の良し悪しを判断するということです。
これだけでは分かりにくいと思うので、さらに具体例を挙げてみると、
・Aさんはきれいで性格も良いのに、なんでBくんと付き合っているのだろう?
・CくんはDちゃんともう何年も付き合っているのになんで結婚しないんだろう?
・E家は結婚してもう長いのに、なんで子供がいないんだろう?
・Fさんは家が資産家なのに、なんであんなにお財布の紐が固いんだろう?
・会社で上司が帰らないために部下が帰りづらい状況(上司が、なぜ部下が先に帰るんだろう?と思うこと。)
・Gさんはなんであんな一流企業を辞めて起業したんだろう?
・Hさんはなんで夏なのにブーツを履いているんだろう?

アメリカで"judge someone"といったときの具体例として適当に思いついたものを挙げてみましたが、人をジャッジすることはアメリカではタブーな上、皆(特にニューヨーカー)は自分のことで忙しいので、他人をジャッジする暇はない、というのが実際のところかもしれません。

その一方で、日本では、皆が同じ人生のレールを歩むことを自ずと社会が想定してしまっているために、そのレールから外れた人をジャッジすることは割とよくあることだと思います。
それに対して、レールは自分で敷いていくアメリカ社会。レールもないので、人をジャッジする基準もないですし、他人をジャッジするということは、1+1=2と答えがはっきりしているわけではない人生の中で、自分の考えが正しいということを他人に押し付けることにもなり、アメリカでは、とても失礼なことだと考えられているのです。

渡米してから、NYでのびのびと自分らしさを発揮し、自分の才能を開花されている多くの素敵な女性たちと知り合ってきましたが、彼女たちが輝いているのは、「誰にもジャッジされない」社会だから、ということが大きいのだと思います。

 

*今日はブライアントパークがいつにも増して大混雑、と思ったら、夕方から大規模なヨガクラスが開かれていました。ニューヨーカーはヨガが大好き。外でのヨガは最高に気持ちが良さそうです。

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