NYから日本を考える

日本のメディアが報じない東京オリンピック

東京オリンピックが開幕しました!

コロナがまだ収まらない状況下で賛否両論ある中での開催となっていますが、晴れ舞台のために何年も努力してきた選手たちが健康に気をつけながら競技に専念できること、そして日本でのコロナ感染者が拡大してしまわないことを願うばかりです。

NYに移ってから、アメリカと日本でのオリンピック報道の温度差に驚くばかりですが、それは今回も同様です。
日本ではオリンピック前から、テレビをつければどのチャンネルでもオリンピックのことが大きな話題となり、特設スタジオからの中継が行われていますが、アメリカではオリンピックの放映権を持っているテレビ局は多くありません。

今回の独占放映権はNBCのみ。
いつものオリンピックと同様に、街を歩いていてもオリンピックの広告を見かけることはなく、オリンピックのことを特に話題にしている人も周りにいません。

アメリカはメダル候補の選手も多いので、もっと注目度が高くても良さそうですが、国が変わるとこんなにもオリンピックへの反応が違うのかと、オリンピックの度に驚いています。

数ヶ月前、東京オリンピックの選手村の食堂での食事の安全性を懸念して、各国は独自にシェフを派遣するという報道が日本の外で行われていると知り、びっくりしました。
確かに、英語で検索すると、そのような記事がたくさん出てきました。
311で被災した地域の食材が選手村に提供されるということに海外の人たちが懸念を示したのです。お隣韓国は、独自にシェフを派遣するだけでなく、使用する食材全ての放射能検査を行っていると、様々なメディアが報じています。

今は家にテレビがないので朝のニュース番組を見ることもなくなりましたが、かつて熱心に見ていたNBCの朝の番組の美人キャスター、Savannah Guthrieさんを久しぶりにユーチューブで見たところ、現在オリンピックの中継のために東京に滞在していて、数年ぶりに彼女の元気な姿を見ることができたのは嬉しい驚きでした。

今回、サバンナさんの経歴を調べていて知ったのですが、なんと弁護士でもあるそうです。
もともと法律アナリスト・記者としてNBCに入社し、2011年にToday's showという朝の看板ニュース番組のメインキャスターに抜擢されたそうです。アメリカでは容姿だけでは看板番組のキャスターになることができません。それにしても、サバンナさんの頭脳明晰ぶりにびっくりしました。

開会式の数日前の様子。メディアの人たちは1日15分以上の外出が許されていないため、サバンナさんはホテル内を同僚と一緒にひたすら歩いて運動していたそうです。

日本にはあちこちに自動販売機があるけれども、なんとハローキティーの商品のみを販売する自動販売機をホテルの中に見つけて大喜びしているサバンナさん。

 

アメリカのオリンピックでの一番の注目競技は器械体操の女性チームのようで、YouTubeで見ると、多くの番組が彼女たちの様子を報道していました。
このチームからコロナの陽性者が一人出てしまったこともあり、規制の多い選手村ではなく、より自由度の高い環境で調整を、ということで選手村を出てホテルへと移動したようです。
この大会のために何年間もの練習を重ねてきた選手たち。そうした彼女たちの健康と試合に集中できる環境を第一に考え、いち早く対策を講じるのは、いかにもアメリカらしいです。

なかなか良いユーチューブの番組が見つからず、開会式の様子はつぎはぎでしか見られていない状況ですが、聖火リレーの最終走者の大坂なおみ選手という人選は素晴らしいと思いました。
彼女は今やアメリカで一番有名な日本人ではないかと思います。また、アメリカ以外の国でも多くの人に親しまれていることは、先日の全仏オープンを途中棄権したときの報道を見ても明らかです。
世界の舞台でこれだけ名が知れた日本人選手はあまりいないと思いますので、日本を代表する大坂選手のこれまでの活躍は素晴らしいと思いますし、東京オリンピックでの活躍も楽しみです。


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