こちらへ来て驚いたことは、日本のニュースがあまりに報道されないことです
日米同盟を結んでいる相手国であるアメリカは、日本にとって政治的にも経済的にも重要で、日本にいるとアメリカのニュースは自然と耳にします
新橋や渋谷、新宿で「アメリカの大統領は誰?」という街頭インタビューをしたら、正答率は85%ぐらいにはなるのではないかと思います一方、NYのタイムズスクエア(NYの街頭インタビュースポットの定番)で「日本の首相は誰?」というインタビューをしたら、正答率は間違いなく数%に過ぎないと思います
私がこちらへ来てから4ヶ月の間に聞いた大きな日本関連のニュースはいずれも松井選手に関するものワールドシリーズでMVPを獲得
したときと、昨夜から報道されているエンジェルスへの移籍のニュースです。
http://www.huffingtonpost.com/2009/12/14/matsui-angels-reach-preli_n_392062.html
9月には国連で新鳩山首相が演説をし、11月にはオバマ大統領が来日しましたが、それらは残念ながら、テレビのニュースで詳しく聞くことはありませんでした。(11月の来日は、アジアへ行き日本へ立ち寄る、といった感じの報道でした。)
そんなアメリカで一番有名な日本人、松井選手がNYを去る決断をほぼ下しているというニュース(現時点では仮契約)は、NYのローカルチャンネルだけでなく、全米のスポーツニュースでも大きく取り上げられています。
14日夜以降のスポーツニュースのトップは、必ずこの話題です
ヤンキースは、松井選手を含むフリーエージェント3選手の交渉中でしたが、松井選手の交渉は一番最後だったようです。ひざの怪我から指名打者としてしか起用しない予定だったからです
来年はヤンキーススタジアムへ足を運び、ストライプのユニフォーム姿の松井選手を見るのを楽しみにしたので、NYを離れ西海岸ロスアンジェルスへ渡ってしまうのはとても残念ですが、一流のスポーツ選手として、自分を一番評価してくれるチームでプレーする、というのは当然の選択だと思います。
2010年4月13日のヤンキースの開幕戦(@ヤンキースタジアム)の対戦相手は、なんと松井選手の移籍先のエンジェルスNY住民であっても、相手チームを応援することになりそうです