NYから世界を考える NYでドキドキの体験

私の歩くwikipediaくん?!

先日、出張帰りに飛行機からマンハッタンの上空を眺めていて、なんて小さな島なんだろうと改めて驚いたのですが、そんな島に憧れて、世界中から人々が集まってきます。

私が初めてニューヨークに旅行で来た時に感じたニューヨークの一番の魅力は、多様な人種が暮らしていて躍動感にあふれていることでしたが、ニューヨークで暮らすにつれて、それは、私が当初思っていた以上に大きな意味を持つことに気が付きました。色々な国から来た様々なバックグラウンドを持った人たちと話をすることで広がる知見とその醍醐味は、暮らしてみないと分からないことで、新しいことを見たり聞いたりすることが大好きな私にとって、ニューヨーク以上に楽しい街はないと、移住してから8年半経った今でも強く思っています。

今日は、そんなことを再確認する夜でした。
渡米当初は私の英語の先生、その後は、友人として付き合いが長い友人と夜ご飯を食べに行ったのですが、その友人は、私のブログに何度か登場している超がつくほどに天才的に頭が良い人で、そんな友人と出会えたのも、ニューヨークならではだと思います。(友人と出会ったきっかけ等は、こちらからどうぞ。)
この友人がすごいのは、どんな話題についても深い知識を持っていることです。私が普段疑問に思っていても、職場で同僚に聞くには堅すぎる話題だったり、アメリカ人に聞いても疑問に思ったことがないので答えが分からないことだったり、といったことに、いつも的確に答えてくれるのです。友人は、もともとはヨーロッパ出身で、大学からニューヨークへやって来ました。そのため、アメリカという国を外から眺めていることもあり、アメリカ人より幅広い視点を持っているのかもしれません。また、大学時代に日本語や日本の経済や歴史について副専攻で勉強していたので、日本の事情についても、一緒に語ることができて、とても楽しいです。

2週間半前にオープンしたばかりですが、既に大人気のレストラン、Davelle。日本人も共同経営者として加わっていて、日本の喫茶店文化をニューヨークに広めたいとの想いで作られたお店です。

夜のメインはおでん。友人は、漢字も熱心に勉強中なのですが、メニューを見て開口一番、「ごぼうって漢字でこうやって書くんだ!」と話していました(笑)

今日は、ふとしたことから、お互いに出身国でもなければ、私はまだ行ったこともない中国の現状や社会の仕組みでかなり盛り上がり、その後は、ニューヨークにはなぜホームレスが多いのか、とか、ロシアはなぜ選挙の時にトランプを支持したのか、といった私が疑問に思っていることについて、友人の見解を聞いたり、その後は、ジャニーズ事務所の社長がいかに権力を持っているかといった話や友人のマリファナ体験談(アメリカではマリファナが合法の州があります。)にまで話が広がりました。

あまりに何でも知っているので、「いつも辞書みたい」って思っているんだよって思わず伝えたら、新しいことを知るのが好きで、良く調べ物tとかしているんだよねーと話していたのですが、特定の話題について深く語れる人はいても、どんな話題についても深い知見を持っている人はなかなかいないので、そんな友人が持てるのも、ニューヨークならではの魅力だと改めて思いました。ニューヨークに住んでいると、飛び抜けた才能を持った人に出会うことがよくあるのですが、そんなことが起こったり、そんな人たちと友達になれるのはニューヨークならではです。また、ニューヨークに住んでいると、日本を中心に物事を見たり考えたりすることがなくなり、世界の他の国々で起こっていることを、より身近に感じるようになりました。というのも、日本とアメリカ以外の国出身の友人や同僚ができて、他の国のことも、より近く感じられるようになったからです。そして、それこそが、多様な人種が暮らす街、ニューヨークなのです。


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