選挙の途中経過を見ながら書いていた昨日のブログですが、あんなに熱中してテレビ中継を見ていたのに、残念なことに、オバマさんが再選を果たした瞬間を見逃してしまいました
夜も1時を過ぎた頃、明日も仕事だし(アメリカの選挙は日本のように週末に行われないので、今年の選挙は火曜日でした。)、ちょっとお風呂に入ってからまた続きを見ようと思ってテレビの前から離れていたわずかな間に、オバマさんの当選が確定しました
一夜明けた今夜は、ゆっくりとオバマさんの勝利演説を聞いていますそれにしても、やはりオバマさん、かっこいいです 凛とした姿勢、自信に満ち溢れた演説、声、国民のことを考えているということがまっすぐに伝わるスピーチ、そしてオーラ
カットなしの完全版スピーチはこちらからどうぞ
選挙にまつわる小話は色々あるのですが、今回は、昨夜の勝利演説の中から印象に残った言葉を紹介したいと思います(日本語訳は私がつけてみました。)
"I wouldn't be the man I am today without the woman who agreed to marry me 20 years ago. Let me say this publicly: Michelle, I've never loved you more. I have never been prouder to watch the rest of America fall in love with you too as our nation's first lady." (4分5秒~)
「20年前に、私と結婚することに同意した女性なくして、今日の私はありえません。皆さんの前で言わせてください。ミシェル、これほどまでに愛したことはないよ。わが国のファーストレディーとして残りのアメリカ人もあなたに惚れ込むのを見て、これほどまでに誇りに思ったことはないよ。」
"That’s the country I’m so proud to lead as your president. "(17分52秒~)
「この国こそが、私が大統領としてとても誇りをもって指揮する国です。」
"... if you’re willing to work hard, it doesn’t matter who you are or where you come from or what you look like or where you love. It doesn’t matter whether you’re black or white or Hispanic or Asian or Native American or young or old or rich or poor, able, disabled, gay or straight, you can make it here in America if you’re willing to try. " (19分22秒~)
「一生懸命働く意思があれば、どんな人であるのか、どこから来たのか、どんな外見であるのか、どの土地を愛するのかは、関係ありません。黒人であれ白人であれ、ヒスパニック系、アジア系、土着のアメリカ人であれ、若い人であれお年寄りであれ、お金持ちであれ貧乏人であれ、健常者であれ障害者であれ、同性愛者であれ異性愛者であれ、挑戦する意思があれば、ここアメリカで成功できるのです。」
20分ほどあるスピーチからの抜粋なので、ごく一部だけの紹介ですが、これらの言葉からも、オバマさんの人柄、生まれ育ったアメリカという国への思い入れ、その国を少しでも良くしていきたいという意気込みが伝わってくるように思います
この4年間で、アメリカはどのような方向へ向かい、そして4年後、どのような国になっているのでしょうか。