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買い物好きアメリカ人のお買い物事情

大量消費社会の元に経済発展をしてきたと言っても過言ではないアメリカ社会。
モノを大切に、そして、地球環境に優しい生活を送る日本の人からは考えられない世界が、いまだにアメリカには広がっています。

食べ物は特大サイズで、アメリカ人でも大きすぎる、という人たちがいるほど。そして、何でも使い捨て。ティッシュペーパーを不必要に多く取っている人を見かけると、内心その無神経さに腹が立ったりもします。

アメリカ人と言っても様々な人がいますが、概して、日本人ほど節約家の人はほとんどいないのではないかと思うほどに、アメリカ人のお財布の紐はゆるいです。

計画的に買い物をしないため、クレジットカードも、分割払いという文化は存在せず、すべてどんなに高額なものでも、一括払い。翌月の締切までには、minimum paymentと言われる最低限の支払いのみを行っていれば、支払遅延の罰金は課されませんが、もちろん、支払っていない分については、利息が膨らんで行きます。
また、お給料は月に2度払い。1ヶ月分のまとまった額をもらってしまうと、うまくお金の管理ができないのです。

オンラインショッピングも、日本より随分前から進んでいます。
さすが、アマゾン発祥の国、アメリカ。
何でもオンラインで買う癖がついています。私は日本に住んでいた頃、オンラインで物を買うことはまずなかったですが、アメリカ生活が長くなるにつれ、食べ物、日用品、家のインテリア用品、コンタクトレンズ、本など、多くのものをオンラインで買っています。

今日一番の衝撃!日系スーパーの柿。これは、なんと1こ分の値段です。こんな柿を変えるのは、どんなお金持ちでしょうか?!

そんなアメリカ人の買い物熱に火がつくのが、サンクスギビングの翌日のブラックフライデーとその直後に迎える月曜日のサイバーマンデー。
小売業者にとっては、この時期から年末までのホリデー商戦での成否が、年間の業績までをも左右するため、どのお店も必死です。

ブラックフライデーは、店舗とオンラインのそれぞれでセールが行われますが、サイバーマンデーは、その名の通り、オンライン上でのみ一大セールが行われます。もちろん、店舗でのセールもそのまま継続している場合も多いですが、サイバーマンデーの日のオンラインショップのみでの割引もたくさんあり、一日限りだからと、消費者の消費意欲をそそります。

ユニオンスクエア近くにて。お買い物の後、きっと一息ついている飼い主を静かに待つ子。

アメリカ人がこんなにもオンラインショッピングを気軽に行うのは、返品も簡単、という事情も大きくて関係していると思います。オンラインで買った物の場合、一定期間内の返品は無料というケースも多く、その場合、返品用の住所が書かれたラベルも一緒に届くので、そのまま届いた時の箱に詰めて戻すだけで、手間はあまりかかりません。
返品理由も、いざ実物を手にしてみたら、思っていたのと違う、という完全にお客さん都合の理由も認められるため、とりあえず安いうちに物を買って、気に入らなかったら返品しようという人も多くいます。

私は、洋服は、オンライン上だと質感も分からないし、試着しないとサイズがピッタリかも分からないので、今年のブラックフライデーは、直前にお店に下見に行き、サイズも形もピッタリと確認したコートをオンラインで買いました。

最近は、アメリカの小売業界を牛耳っていると言っても過言でないアマゾンに、他の会社がどのように対抗するか、といった形でメディアの報道はされていますが、今年の小売業界は、誰が制するのでしょうか。


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