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アメリカ政府が大型予算を投入した無料コロナ検査キット

昨年12月から今年1月にかけてアメリカでは猛威をふるっていたオミクロン。

ホリデーシーズンで観光客の復活を期待していたニューヨークの街も大打撃を受け、その余波はオミクロンが落ち着いた今でもまだ残っています。
こちらのブログでも以前お話しましたが、私自身も感染してしまい、2週間ほど療養生活を送っていました。

オミクロンの感染力は強く、また無症状の人も多かったことから、知らぬ間に感染してしまったという人も多かったです。
その規模はパンデミックが始まった頃よりもひどかったとも言われるほどでした。

しかし、アメリカの時が止まることはありませんでした。
これ以上ロックダウンをして経済を止めることができないからです。

どんなことがあっても時間は流れていきます。お昼休みに思い思いの時間を過ごすニューヨーカーたち。

 

アメリカ政府は様々な補助金を提供して企業をサポートしてきましたが、こんなに長引くパンデミックの状況を抜けることができずに、残念ながらその幕を下ろすことになってしまった会社も後を絶ちません。
そのため、どんなにオミクロンの感染が脅威として報道されても、ニューヨークの街は何事もなかったかのように動いていました。
街行く人のマスク着用率、また、路上での無料PCR検査のテントの数の増加を見て、オミクロンの広がりを感じていました。

そんな中、1月半ばにコロナ対策で支持率回復を狙うバイデン大統領が発表したのが、希望する家庭へのコロナ検査キットの無料配布。
アメリカの動きは早く、発表されてからあっという間に申し込みサイトが開設され、受け付けが始まりました。

コロナは一度感染すると体内に抗体ができるため、半年ぐらいは感染の心配がないと言われています。
そんなことから私は夏ぐらいまでは大丈夫と思いつつも、自宅で簡単に検査できるキットがあれば便利だと思って申し込みをしてみました。

申し込みは郵便局と連携した特設ページから。
住所など簡単な情報を入力するだけであっという間に終わりました。

このような特設サイトは、郵便局と連携。送料も無料で1人につき2セットまで届けてくれる仕組みとなっています。

 

そして待つことおよそ1ヶ月。先日ようやく自宅にキットが届きました。
開封するとすぐに使わなければいけないようで中は見ることができませんでしたが、無事に届いてほっとしました。

こちらが届いたパッケージ。相当な数の申し込みがあって手作業でのパッキングは大変だったことでしょう。この雑な包装はアメリカらしいです。

 

普段はのんびりしていたり適当でも、必要だと思ったことには超特急で対応するアメリカ人の行動の早さには以前から目を見張るものがあると感じていましたが、今回もそんなアメリカ人の行動力を垣間見た気がします。

まだまだ沈静化しないコロナに加えて、ロシアによるウクライナ侵攻と世界は揺れ動いていますが、皆が平和な暮らしを早く取り戻すことができますように。


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