NYで驚きの体験 アメリカ生活・SOS

セール前に買った商品がセール価格になった衝撃!

長めのタイトルになってしまいましたが、先日、まさにタイトル通りの驚くような出来事が起こりました。

やっと暖かくなってきたニューヨーク。春物の洋服を買いに行こうと、ある週末、最近お気に入りのお店へと足を運びました。ちょっと高級なスカートでしたが、おしゃれなブランドだし、わざわざ買い物に行ったのに手ぶらで帰るのも、という気持ちもあって、そのスカートを買いました。

驚くようなことが起こったのはそのわずか5日後の金曜日の夕方こと。
友人との待ち合わせ前に時間があったので、近くをウロウロしていて、そのブランドのSOHO店を見つけたので、時間潰しのためにお店に入ってみることにしたのですが、なんと、お店の外側のガラスには大きく25%セールの文字が。そして、店内でも大々的にセールを行っていて、私が買ったスカートも、春物なのに、もうすでに25%割引の対象になっていました。

私にしては高価なスカートだったので、たった5日前に定価で手にしたのに、、、という想いが駆け巡って呆然としていたのですが、お客さんが誰もいなかったので、店員さんにさりげなく、「セールはいつから始まったのですか?」と聞いたら、なんと私がスカートを買った翌日からだったそうです。余計にタイミングの悪さにびっくりして、思わず、「実は、別の店舗で定価でスカートを買ったばかりです」と伝えたところ、「じゃあ、価格調整できるかもしれないね。レシートある?」と定員さん。

レシートを見せたところ、ささっとレジを操作して、25%分の値段を返してくれました。price adjustmentという制度で、セール前7日以内に買った商品は、レシートを見せれば、セール時の価格にしてくれたのです。
そして、そのお店のレシートを見たところ、下の方に、そんな注意書きがしてありました。

price adjustment、早速アメリカ人の友人に聞いたところ、普通にどのお店もやっていて、利用しているとのこと。驚いて、ネットで調べてみました。

・日本でビックカメラなどがやっている他店よりも少しでも高い商品は、他店と同じ値段にします、という制度はアメリカの家電量販店などでも行われていますが、それは、price matchingという制度。
・price adjustmentは、同じお店(買った店舗は異なってもOK)の商品が、買った直後にセール適用となった場合、一定期間内(お店によって異なりますが、通常1−2週間以内)にレシートを見せれば、セール時の価格に直してくれるという制度。

セールのタイミングはその時にならないと分からないので、セール直前に定価で手にしてしまった時はただの不運だと日本にいる時から思っていたのですが、アメリカには、price adjustmentという寛大な制度があることを、渡米10年も経とうとしている頃にようやく知りました。

あっという間葉桜になってしまいました。セントラル・パーク北の貯水池。ここは、セントラル・パーク唯一自転車立ち入り禁止なので、ゆっくりお散歩を楽しめます^ ^

アメリカは、思ってもいないところで融通が利く国で、言ったもの勝ち、という面があることは事実です。今回も、店員さんと小話をしなかったら知り得なかったことで、改めて、疑問に思ったことは聞いてみること、周囲と何気ないことでも会話すること、の大切さを実感しました。

言ったもの勝ち、という点では、先日、クレジットカードの支払い期限をうっかり忘れてしまい、遅延料と未払分への利息でそれなりの額が請求されてしまったのですが、カード会社に電話して、「すみません、期限直前に出張でバタバタしていて支払いが1日遅れてしまったのですが、追加請求額免除してもらえませんか。」と伝えたところ、二つ返事で了承してもらいました。これは、アメリカ在住歴が長い友人から教えてもらった裏技です。
日本人の感覚からすると、自分で支払い期限をミスしておいて図々しい、となるのかもしれませんが、アメリカでは、まぁ仕方ないのでなんとかしてあげよう、という感覚なのです。もちろん、ルールに則れば遅れなので、追加請求は何もしなければ必ず発生します。電話するかしないかというちょっとしたことで、その後の運命が異なってくるのです。これも、アメリカでの生活の知恵かもしれません。

 

 


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