Happy Holidays!!!
アメリカでのこの時期の挨拶は、様々な宗教の人がいることを考慮して、"Happy Holidays!"が一般的。街で売られているグリーティングカードも"Merry Christmas"や"Happy Hanukkah"(ハヌカとはこの時期のユダヤ教徒のお祝い行事)よりも、"Happy Holidays"のほうが多いです。
寒いので外を長時間歩くのは大変ですが、この時期のマンハッタンの楽しみは、なんといってもあちこちで見られるホリデーディスプレイ。ミッドタウンエリア(50丁目台)の5番街と6番街は、何度通り過ぎてもつい写真を撮ってしまう美しさ。
今日はこのホリデーシーズンで撮影したマンハッタンの光景をご紹介したいと思います。この記事の最後には、私のお気に入りのクリスマスツリーもご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
ニューヨークのクリスマスと言って誰もが真っ先に思い浮かべるのは、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーではないでしょうか。このツリーの知名度は世界レベルで、この時期ニューヨークに観光に来る人は必ず訪れるといっても過言ではありません。
まずは、ニューヨークの名物であるロックフェラーセンターのツリーから。ロックフェラーセンターのツリーは、毎年選定された木が遠方から運ばれてきて、1か月ぐらいの準備期間を経てお披露目となります。
準備中はこのような感じ。ツリーにライトをつける際には、ツリー全体に足場が組まれていて工事現場のような光景でした。
そしてお披露目となったツリーがこちら!
ロックフェラーセンターのお隣にあるRadio City Music Hallでは、この時期になると、Christmas Spectacularというホリデーショーが開催されています。一糸乱れぬラインダンスの映像を見たことがある人もいるかもしれません。このホリデーショーは子供も楽しめるような内容ですが、大人でも一度は見たいニューヨークの名物。
次に、ロックフェラーセンターの西側を走る6番街のホリデーデコレーションを見てみましょう。
次にロックフェラーセンターの東を南北に走る5番街を見てみましょう。
この時期、5番街の店舗やデパートは毎年競うようにホリデーデコレーションやディスプレイで道行く人たちを楽しませてくれています。
毎年テーマを決めて展示をするデパートも。その筆頭だったSaks Fifth Avenueがなんと今年は壁面のディスプレイをしないことを発表し、衝撃が走りましたが、個人的には今年一番気合いが入っているのは、Cartierではないかと思います。
ロックフェラーセンターを抜けて5番街に出るとすぐに目につくのが、このかわいいコーヒートラック。あのラルフローレンが手掛けていて、いつも大混雑。
マンハッタンの屋外では、他にも、ブライアントパーク、ワシントンスクエアパーク、ウォール街のクリスマスツリーが有名です。それぞれ飾り付けも異なるので、ニューヨーク訪問時にはぜひそれぞれのツリーを味わうのも楽しいと思います。
そして、屋内のツリーと言えば、この右に出るツリーはないのではないでしょうか。それは、あの有名なメトロポリタン美術館内のクリスマスツリー。
こんなに上品で荘厳なクリスマスツリーはなかなかないと思います。このツリーは、1925年からキリスト生誕の場面のディスプレイを集めていたある方が、自身のコレクションをメトロポリタン美術館に寄贈したことから始まりました。初めてのお披露目は1957年。その後、200以上もの18世紀のナポリで作られたキリスト生誕場面の人形たちがメトロポリタン美術館に寄贈され、このクリスマスツリーは1964年からの伝統行事となっています。
15年もニューヨークで暮らしていながら、今回初めて見たメトロポリタン美術館のクリスマスツリー。今後はニューヨークで暮らしている限り、毎年見に行きたいと思うほどの美しさ。
アメリカではクリスマスは家族と過ごす日。日本でいうお正月のような日です。スーパーやレストランもお休みのところが多く、昨日のうちに食材を仕入れてきました。
みなさま、良いクリスマスとホリデーシーズンを♪