今や海を超え、海外でも本が売れに売れている時の人、こんまりさん。
昨年、TIME紙が選ぶ世界で最も影響力のある100人の中の一人に、日本人としては村上春樹さんと並んで唯一選ばれたり、海外での評価も急上昇中です。
こんまりさんの名前はずいぶん前から聞いたことがありましたが、片付けメソッドというのがあまりピンと来ず、昨年末まで本を読んだことも、彼女のメソッドを学ぶこともありませんでした。
しかし、ひょんなことから昨年末に彼女の本を読み、彼女のやり方にならって年明けからしこしこと部屋の掃除を始めたら、驚くことに、部屋は見違えるほどに整理整頓され、そして毎日の気分まですっきりするようになり、私は今ではかなりのこんまり信者です。
先月のNYでの講演会を逃してしまい、次は1年後ぐらいかとがっかりしていたのですが、なんと昨日、マンハッタンの紀伊國屋書店で彼女の講演会が開かれました。
今回の講演会は、NHKワールドで今年の春から彼女の番組が始まることを記念してのもののようで、NY滞在中は、ブルックリンの片付け苦手なアメリカ人女性のお部屋の片付けに行ったりと、大忙しのようです。
生こんまりさん！！！とにかく華奢でお人形さんのようでした。
場所は紀伊国屋書店ですが、会場はアメリカ人だらけ。私の近くの女性が、NHKのインタビューを受けていて、こんまりメソッドについて熱く語っていました。
講演会は3部構成。
彼女のメソッドをまだよく知らない人向けに、こんまりメソッドについての簡単な紹介から始まり、その後はこんまりメソッドの実践、最後に聴衆から事前に集めた質問へ応えるという充実のセッションでした。
テレビや写真でもとても愛らしいこんまりさんですが、実際はそれ以上に可愛く、同性でありながら、じっくり見入ってしまいました。
また、身長１４７センチという華奢な外見でいながら、笑顔でてきぱきとこんまりメソッドを語る生き生きとした姿がとても印象的でした。
ときめかない服を見たときの反応。なお、「ときめく」は、英語では"spark joy"と訳されています。
シャツをたたむこんまりさん。一見単純な動きですが、プロの手つき。
洋服はたたんで「自立」("stand up")させるのが、こんまり流。
ありがたいことに、事前に提出していた私の質問にも答えてくれました。アメリカの家庭での片付けで印象深かった出来事について。一番の驚きは、アメリカの家庭の子供のおもちゃの多さで、この片付け方法は、こんまりも現在研究中のようです。
もう一つの私の質問は、こんまりさんの夢や目標について。以前は、素敵なお嫁さんになることだったそうですが(アメリカではこうした価値観が存在しないので、会場からは笑いも)、今では、片付けを通じて色々な人の人生をポジティブな方向に変えたり、さらには世界をorganizeしたいという大きな夢を持っているそうです。
とてもアットホームなサイン会で、流れ作業的に次々と列が進むのではなく、こんまりさんと対話する時間もあり、本を読んでいかに感動したかを伝えたのですが、もっと言うことを事前にちゃんと準備しておけば良かったと反省。。ツーショット写真にも快く応じてくださって、最高の思い出になりました。
私の宝物。サイン本にときめいています。
