アメリカ生活・SOS

人生を変えるコロナ期の過ごし方

NYはどうやら日本では世界で一番危険な場所、という報道をされているとたまに耳にするのですが、私はそんなニューヨークで毎日穏やかに暮らしています。もちろん、こうした生活が成り立つのは、前線で頑張っている人たちがいるからこそです。同じ状況でも、実際、ニューヨークに住んでいる私を含め多くの人がニューヨークを危険な場所と思っていない一方で、外のメディアがその場所の危険な場所をクローズアップした写真や映像を軒並み取り上げて、危険な場所と言っているのはなんだか不思議な気がします。

今日はメキシコのお祭り、Cinco De Mayoの日。スペシャルメニューを提供するお店も。

NYでは、州知事命令により、3月22日の夜をもって、essential business以外の人は在宅勤務となりました。そのため、自宅隔離生活がもう1ヶ月半も続いています。当時、この状況は"shelter in place"と呼ばれたりもしていましたが、今では、都市機能が"lockdown"した状態、と表現されています。

NY、そしてお隣のNJの学校は、今学期は全部オンラインとなることが先日正式に公表されました。そして、non-essentialビジネスも少しずつオープンできそうな兆しが見えてきているものの、未だ具体的なスケジュールは公表されていません。

日も長くなり、過ごしやすい春の陽気が続くニューヨーク。夕方、ロックダウンに飽きて自宅の外でピザを食べている男性。

思いがけず長くなっているロックダウン生活。今回のコロナにより、コロナが開けた頃には、世界経済、そして人々の価値観は大きく変わっているはずです。そのため、ほぼ全ての会社がビジネスモデルを再考する必要性に迫られているでしょうし、個々人についても、今までの生き方に強制リセットがかかり、今までなんとなくうやむやにしてきたことに直視しなければいけない人たちも多いのではないでしょうか。

今後オンラインビジネスは今以上に活発になるでしょう。既に私の気持ちの大部分を日々占めているこの可愛い猫ちゃんは、コロナ期に私の家にやって来ました。まだ2週間ちょっとですが、もはやこの子なしの生活は考えられません!

私もその一人です。そして、この状況の中で強く思うのは、このロックダウン期をどう過ごすかによってコロナ明けの人生は大きく変わるのではないか、ということです。貯金がじわじわと減って行くのは不安ですが、それでも、自分の心の声に耳を澄まし、小手先で生活費を稼ぐため、という視点ではなく、今後どのような生き方をしたいのか、という俯瞰的な視点から、それを実現するためにはいま何をどこまで進めておく必要があるのか、と考えることがとても重要になってくると思います。

ずっと家にいると生活パターンを作ってそれを忠実に守ることもおざなりになってしまうかもしれませんが、この巣ごもり期に日の光を浴びることができるようになった時の準備をどれだけ進めることができるかで、コロナ明けの様変わりするであろう社会の変化にも対応できるかどうかが決まるのではないかと思います。

ネガティブなニュースやコロナ関連のニュースを見ることに時間を使うのはやめて、限りない時間をより有意義に、より建設的に使うことが、いま私たちに求められていることのような気がします。


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