6月24日金曜日、時計が次の日に変わろうとする真夜中に、NYで歴史的法案が可決されました長いこと賛成派と反対派で大きな議論を呼び、今回も投票間際までその結末が分からず、僅差での可決となったその法案とは、
Gay Marriageの合法化
(なお、Gay Marriageはカジュアルな表現で、ニュースや新聞等ではSame sex marriageと言っています。)
これにより、NYは全米6番目、そして最大のGay Marriageが認められた州となりました。可決には32票が必要で、最終結果は賛成33票、反対29票と大接戦でした
日本にいたときには考えたこともないこのテーマ。しかし、街中でふつうに手をとりあって歩く同性愛者カップルとすれ違ったり、おしゃれなレストランで顔を寄せ合って語り合うゲイカップルを見かけたり、身近にゲイの友人がいたり、またゲイバーも数多いNYでは、このテーマについて、みんな何かしらの意見を持っているのではないかと思います。
私も過去にこんなゲイトピックを書いてきました。
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「平等」を何よりも重視するアメリカでも、この同性愛者婚を可決したのはNYが6州目というのは少し驚きますが、その背景には、クリスチャンたちの根強い反対があるからです
聖書には「結婚とは男と女がするものだ」と書いてあるから、同性愛者婚なんて考えられない、というのが彼らの主張です。その一方で、人類はみな平等であり、その中には「結婚」も含まれるというのが、同性愛者婚賛成派の理論です。
アメリカで絶対的に守られるべき「平等」の定義の中に、何が含まれるのかということが大きな争点でした
そして、最後まで態度を決めかねていた共和党のStephen Saland議員が、この法案の可決を決定づける32票目の賛成票を投じることを宣言し、NY州での長い論争に終止符が打たれました
テレビには、歓喜あふれるゲイ、レズビアンカップルが映し出され、彼らは一様に「やっと私たちの権利が守られることになった」、「長い間連れ添ってきたパートナーとようやく結婚できることになった」と喜びを爆発させていました。
1ヶ月後の7月24日に施行されるこの法案。この日、何組の同性愛者たちが「法的に」ゴールインするのでしょうか
この法案が可決された2日後の日曜日は、毎年恒例のGay paradeが行われました。42回目を迎える今年のGay paradeは、例年以上の盛り上がり最後に、華麗な衣装で舞い踊る彼らの写真を紹介したいと思います。もっとすごい衣装の人たちも見かけたのですが、過激すぎて写真に納めるのを控えてしまいました