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歴史的大雪・厳戒体制のニューヨーク

数日前からテレビで大騒ぎされていた今週末の大雪。
最初は、あと数日も先の話だし、予報は外れるかもしれないとのんびり構えていたのですが、金曜日の朝のニュースでも、明日は大変ですと大々的に報道されていたので、いよいよだと思い、昨日は日系スーパーの閉店間際に食料調達へ。

スーパーに入る夜10時前にぱらぱらと舞い出した雪は、スーパーを出る頃には、その量が増え始め、そしてしんしんと金曜日の夜通し降り続けた雪で、土曜日は朝起きたら一面真っ白。

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金曜日夜の時点での土曜日の予報。ずっと100%雪マークです。

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嵐の前の静けさ。金曜日夜ですが、人通りも交通量もほとんどないマンハッタン。遠くのネオンはタイムズスクエア。

ニューヨークの街は、日本と比べると驚くほどにもともと都市機能が弱く、排水設備が不十分のため、ちょっとした大雨でも道路に巨大な水たまりができてしまうことも。
大雪となると、さらに事前対策が必要となるのですが、そこはニューヨーク市長の腕の見せ所でもあります。というのも、どれだけ的確に状況を見極め、道に雪解けのための塩撒きをしたり、除雪車の手配やスタッフの増強、公共交通機関の運行をコントロールするかは、全て市長の決定にかかっているからです。

長期政権で、こうした対応にも慣れていたブルームバーグ市長の時には大雪の時の混乱も少なかったイメージですが、2年前の1月、新しく就任したデ・ブラシオ市長は、就任直後の大雪時に適切な対応ができず混乱を招いてしまい、出鼻をくじかれてしまったことがありました。

そうしたこともあってか、今回は準備万端だった市長。金曜日朝には一部の道には早くも雪解けの塩が撒かれ、今日は早々にMTAや地上を走る電車の運休を発表。そして、午後2時半以降は、緊急車(救急車や除雪車、パトカー)を除いて、車やタクシーの走行を全面禁止に。地下鉄は不定期ダイヤで動いていたものの、一部の線は運休。都市機能はほぼ麻痺しました。

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土曜日の午後早くに突如携帯に届いた緊急情報。

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インターネットのニュース。マンハッタンとその周辺全域が真っ赤でブリザード警報中。

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午後の時点で、観測市場5本の指に入るだろう大雪とテレビが報じていました。

雪はひたすら降り続けていたものの、しんしんと舞う粉雪だったため、外を歩くのは意外と苦ではなく、地下鉄を利用して外出したり、雪で遊ぶために出かけたニューヨーカーも多かったようです。

私は、そんな大雪の晩は、1ヶ月前から楽しみにしていた私のお気に入りのお店でのディナーへ。こんな大雪の日でも熱心に働く日本人の勤勉さには頭が上がりません。

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グランドセントラル駅付近も驚くほど静か。ニューヨーカーは普段あまり傘をさしません。わずかな粉雪だったので、ジャケットのフードで対応。

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電車はがらがら。遠くに座っているのは、寒さしのぎのホームレスのようです。

そして、美味しいごはんと楽しい会話で、観測史上2番目の豪雪の日は、思い出に残る一日となりました。
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なんとも美しい芸術作品。ヒラメのお刺身。

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鳥心のセレクトカウンターの前菜。ノドグロにトリュフの乗ったパテ、フランスパンとの相性抜群のウニと、私の好物ばかり!

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ブライアントパーク横のニューヨーク市立図書館。入り口に構えるライオンも雪で重そうです。


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