早くも10月。すっかり空気感が秋となったNYです。
今日は、NYに長年住んでいても実は行ったことがない人が多いであろうNY Botanical Gardenの魅力について書いてみたいと思います。
私自身、この植物園に行ったのは先日で2度目。
その場所はマンハッタンの北のブロンクス。電車で行くこともできるのですが、少し不便な気がして、つい足が遠のいていましたが、植物に対するスタッフの愛が感じられる空間で、ぜひこのブログでもご紹介したいと思いました。
HPには、”The New York Botanical Garden is a living museum, an educational institution, and a plant research and conservation organization.”と紹介されていますが、まさにその通り。植物園を超えた「生きた」空間なのです。
1891年に設立され、その規模はアメリカならではの100ヘクタール。全米最大の植物園で、国の史跡にも指定されています。
設立間もない頃から、世界中の植物の基礎から応用研究までを行い、種の保護や保存にも注力してきたそうで、植物や菌類の研究が行われている世界の植物園のトップ2のうちの1つだそうです。
広大な園内は、1日で全部を見ることは不可能なので、ぷらぷらと気の向くままに歩いても良いでしょうし、地図を見て行きたいところを目がけても行ってみても楽しいかもしれません。
園内は植物園というよりも、広大な公園に迷い込んだかのよう。森のような場所もあれば、林の中を散策できる場所も。また、いわゆる植物園といったエリアもあちこちに。歩いているだけで景色が移り変わっていくのです。
私が行ったのは8月頭なので、夏の光景ですが、お楽しみください。
なお、ぜひ立ち寄りたいのが、お土産屋さん。メインの入り口を入ってすぐのところにあります。
このおみやげ屋さんが素晴らしいのは、植物に関するあらゆるものが揃っているいわば専門店であること。植物の香りを使った石鹸やキャンドルのような商品もあれば、専門書のコーナー、植物の種を売っているコーナーなどなど、お土産屋さんの枠を超えて植物への愛が感じられる空間でした。
入場料は大人$35、学生とシニア(65歳以上)は$31で子供(2−12歳)は$15ですが、NY市民は毎週水曜日の朝10時から11時の間に入館すれば、入場料は無料です(園内の建物の一部とトラムは有料)。また、NY市民は、火曜日及び木曜日から日曜日の間は、半額以下のお得な料金で入園できます(園内の建物の一部とトラムは有料)。
これだけ広い園内なので、きっと月単位、さらには週単位でも異なる趣を見せてくれることでしょう。
私たちは行きませんでしたが、園内には美味しそうなレストランやカフェもありました。
マンハッタンの近場で自然に触れたい人におすすめスポットです。