NYに住む

思い切って手放した先に広がる未来

今年の頭から、Netflixで独自の番組が放送され、全米で一大ブームとなっているお片付けの名人、近藤麻理恵さん。

日本では、随分前に本が流行って以来、もう彼女の本を本屋さんで見かけることはありませんが、アメリカでは根強い人気が続いていたところ、Netflixの番組が大成功して、こんまりさんの地名度はさらに上がっています。

ホームパーティー文化のあるアメリカでは、自宅を整理整頓して、絵を飾って優雅に住んでいる人たちも多い一方で、お買い物文化でオンラインショッピングも盛んなので、気に入らなければとりあえず返却すれば良い、との発想で、買い物に走る人も多いです。
そんな人たちに、こんまりの言葉は響くのだと思います。

先週末に開かれた、オスカーの授賞式にも呼ばれて、彼女自身がspark joy(ときめいた)ドレスで、参加していました。

最近まで、お片付けと心の状態を唱える人はあまりいませんでしたが、先日、心理学コーチでお片づけセミナーも開いている友人が、両者は繋がっていると話していました。
私も彼女の意見に同感で、面白いことに、自分が成長するとともに、自分が必要としているものや、自分にとって心地よいものにも変化が現れます。

そんな時、現状維持が楽だから、とか、断れないから、とか色々な理由で、なんとかそのままの状態で踏ん張ろうとする人もいるかもしれませんが、私は、心地よくないもの、やる気がしなくなったもの、ときめかないものとは、割と思い切ってお別れすることにしています。そして、不思議なことに、手放した空間には、自分のにとって今必要なものやこと、人が舞い込んでくるのです。

ブログの記事の表紙は、ユニオンスクエア駅で見かけたアコーディオン奏者。電車を逃してしまって出会ったアコーディオンの素敵な音色。この方の右足のつま先にも注目を。カスタネットが付いているのです!通りすがりの人たちに幸せを届けてくれる音色でした^ ^

最近、手放したものやこともたくさん。
家の中のものだけでなく、自分の求めている方向とずれてきたお教室での習い事、さらに大きなものでいえば、仕事も手放して、転職しました。

その世界では一流と言われる世界的にも名が通った企業で、ありがたいことにそれなりのポジションをもらっていたので、肩書きや体裁を重視する人はもったいないと思うかもしれませんが、私の中でその会社でやりたいと思っていたことはやり切ったつもりだし、これ以上身を粉にして働いてもワークライフバランスもなくて不幸になるだけと思って、一転して、名もない小さな会社に転職しました。

そして、こんなに良い環境があるのかと日々驚くほどに、毎日恵まれた環境で暮らしています。この会社のことはいずれ記事にしてみたいと思いますが、アメリカ企業ならではのことがたくさんあって、私はその恩恵を享受しています。

もともと元気ですが、転職してから体調はさらに良くなって、自分ではそんなに意識していないのですが、近い友人たちから、雰囲気が変わったと言われます。

この新しい会社とは、面白いことにしばらく前から出会っていたのですが、違和感あるものを思い切って手放そうと行動を始めたことで、この会社との距離が一気に縮まり、オファーをいただくことになりました。
そんなことからも、自分の直感に頼ること、物事の外見(仕事の場合でいえば、会社名や肩書き)ではなくその中身(会社の実態)を重視した選択をすることで、人生がより自分が望んでいる方向へと動き出すことを実感しました。

なお、こんまりさんブームですが、私が愛読しているCUBE New Yorkの記事によると、この年明けというタイミングでNetflixが放映されることになったのには、今年もしくは来年に悪くなると予想されているアメリカの景気とも関連している、との深い憶測もあるそうです。

景気が悪くなると、持ち家を競売にかける人が増え、その時に、物だらけの家だと大変なので、こんまりメソッドで家を綺麗にしておくと、低予算で事がスムーズに進む、というもので、景気悪化を予測した誰かが、Netflixの番組放送のタイミングも仕掛けたのではないかという陰謀説です。なんでも水面下でコントロール可能なアメリカ社会ではそんな話も真実味を帯びて聞いてしまいますが、実際のところはどうなのでしょうか。


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