ニューヨークの街を歩いていると、犬を連れている人の多さに驚くかもしれません。カフェやレストラン、地下鉄など、飼い主と一緒に行動している犬たちは多いです。
ペットも家族の一員という意識が強いアメリカでは、サービスドッグというシステムがあり、自らの犬をサービスドッグとして登録すると、通常は動物が入ることが許されていない場所(スーパーマーケットやレストランなど)の中に入ることもできます。また、スタートアップのように柔軟な職場環境の会社では、オフィスに犬を連れていくことを許していることも。仕事をする飼い主の足元で静かにお昼寝しているわんちゃんもいるのです。
ペットを飼っている人たちで知らない人はいないほどに有名な大手ペットショップの一つがPetcoです。Petcoはペット用品が中心ですが、動物愛護団体と提携して、店舗で保護された動物の販売もしていて、私も今飼っている愛猫出会うはるか前に、Petcoに猫ちゃんを見に行って愛護団体のボランティアの方とお話したことがあります。
マンハッタンにいくつかある店舗の中でも最大規模だったユニオンスクエアのPetcoの店舗が、わずか目と鼻の先に移転したのは去年の夏のこと。そんな近くでなぜ移転したのだろうと思っていましたが、先日初めて新しい店舗へ行ってその理由が分かりました。それは、ペット主体のペットのためのお店へと生まれ変わるため。
ペットオーナーはもちろん、動物好きの人であればぜひ一度は行ってみたいユニオンスクエアの新生Petco。
店内のインテリアも、ペットショップの概念を超えたおしゃれさ。Petcoのこの店舗への意気込みが感じられました。
2階では、様々な種類のキャットフード、そして、小さな動物や魚の販売が行われていました。
店内のあちこちで愛らしい犬たちに出会えるのも、このお店の魅力です。帰り際にはこんなかわいいわんちゃんを発見。
アメリカでは動物愛護の考えが広く浸透していて、ニューヨークのような大都市でも街中にペットショップがほとんどないのは特筆すべきことかもしれません。犬や猫を飼いたい人たちは、動物愛護団体から引き取るのが一般的なのです。
私が以前、近い将来猫を飼いたいと思って動物愛護団体の人と話したときには、細かい質問票を埋めた後、様々なことを聞かれました。飼い主が責任ある人かどうか、また、本気で動物を受け入れたいと思っているかを判断しようとしていたのです。
猫はなかなか難しいですが、犬の場合、飼い主と一緒に出かけられる場所が多いのはアメリカの良いところだと思います。そんなアメリカらしいユニオンスクエアのPetcoは、ペットオーナーだけでなく、動物好きの人はぜひ訪れたい場所です。
☆Petcoユニオンスクエア店
44 Union Square E, New York, NY 10003