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香取慎吾、三谷幸喜の脚本でNY初舞台!

「Talk Like Singing」

このミュージカルのことを最初に知ったのは日本版Yahoo!ニュースでしたが、NY在住日本人の間でもかなり話題の作品です。初対面の日本人と会ったら、「見に行った?」という会話があいさつのように交わされます。

http://www.skirballcenter.nyu.edu/calendar/talk_like_singing

↑NY大学内のホールで行われていました。

この作品は、香取慎吾が主演、そして三谷監督が脚本・演出・作詞を手がけ、元ピチカート・ファイブの小西さんが作曲と音楽監督という豪華トリオの作品。そして、なんといっても、ニューヨークで初演を迎える初めての日本の作品ということで、公開前からあちこちで話題となっていました。

香取慎吾演じるターロウ(Tarlow)くんはこんな子です

気になってネットでチケット情報を見ていたものの、始まって人気だったら行ってみようかなーっと思っていた矢先に、なんと一番高額な席を韓国人クラスメートにもらいました。

というのも、彼の韓国人友達(韓国在住)が香取慎吾の大ファンで、3公演分のチケットを早々にキープしてNYへ見に来る予定だったのですが、都合により行けなくなってしまい、彼がチケットを譲り受けたそうです。そして、日本人の私が興味があると思ってチケットを譲ってくれたのです。

そして先日行ってきました。

席はなんと前から5列目の真正面!周りは日本から駆けつけたと思われるジャニーズファンで熱気あふれる空間でした。

(ここから先はネタバレになってしまう可能性があるので、1月からの日本公演を楽しみに待っている方は読まないでくださいね。)

この作品は、普通に話すことができず、歌と踊ることでしか他人とコミュニケーションできないという特殊な病をかかえる香取慎吾演じるターロウ(英語名はTarlow)くんの成長を描いています。

3年前から構想を練っていたという三谷監督。

下駄や盆栽といった和の道具を登場される一方で、ハンバーガーショップ、バスケ等アメリカ的要素も取り入れて日米の観客が楽しめるように工夫がされていました。

このミュージカルで大活躍だったのが、太郎の病気の研究者として登場するDyson先生(川平慈英さん)。

最初から最後まで、英語で太郎の症状を分析し解説してくれました。

実は、彼の活躍なくしてこの作品は成り立たなかったと思います。

また、劇団四季出身の堀内恵子さんの演技は、これぞプロと言えるものでした。

香取慎吾演じる太郎くんは、彼が持つ独特のキャラで、歌い、そして踊り、日本のテレビで見るイメージそのものでした。

しかし、残念なことにせりふと歌は半分が日本語。そのため、外国人の観客は半分しか楽しめなかったのではないかと思います(見に行った韓国人の友達も分からないところがけっこうあった、、、と話していました。私の後ろに座っていた日本人は、ひたすら隣りの席の友人に小声で英語で訳していました。)。

「所変われば…」ということわざのように、次回は全部英語でもっとたくさんのニューヨーカーに日本の笑いが伝わったらいいな~、と思いながら会場を後にしました。


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