NYで夏を楽しむ NYで異文化体験

6月はプライド月間

あっという間に6月も半ばとなりました。

日本の6月というと梅雨のイメージが強いですが、NYの6月と言えば、プライド月間。
驚くことに、6月1日を迎えたとたんに、街のあちこちで虹色の旗を見かけるようになりました。

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ウォール街にある有名なトリニティ教会にもレインボーフラッグ。教会のように保守的なところにもレインボーフラッグが掲げられているのにはびっくりしました。

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こちらは、チェルシーの眼鏡屋さん。おしゃれなレインボーの装飾です。

虹色の旗は、ゲイのシンボル。おしゃれなお店やレストランが集まるチェルシー地区は、ゲイが多く住むことでも知られていて、こうしたエリアを歩いていると、虹色の旗を掲げたアパートを見かけます。

プライド月間とは、LBGTQ(レズ、バイセクシュアル、ゲイ、トランスジェンダー、クイアー(自分の性別認識が曖昧な人))の人たちへの認知度を高める月です。
こうした社会の少数派の人たちは、過去の歴史を紐解くと、差別を受け、抑圧された環境下での暮らしを虐げられていました。


今でこそ、ニューヨークをはじめとするリベラルな州、さらには連邦政府レベルでも、同性愛者の結婚が合法的に認められていますが、そこに至るまでには、長い戦いの歴史がありました。
法的に結婚できなくても、事実婚のような形で一緒に住めば十分ではないか、と思う方もいるかもしれませんが、その場合、亡くなったときに配偶者として遺産相続を受けることができなかったり、また、存命中は、別々に確定申告書を提出することになるので(アメリカでは、原則的に全ての人が確定申告を行います)、配偶者であれば受けられる配偶者控除などの税制面での優遇も受けられないといった不都合がありました。

チェルシーには、Stonewall Innという有名なゲイバーがあり、今からちょうど50年前の1969年の6月、このバーに、ニューヨーク市警が踏込捜査を行い、同性愛者やその支持者たちの暴動へと発展するという大きな事件が起こり、その事件は、未だにLGBTQのコミュニティーでは語り草になっています。

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こちらがそのお店。これは、5月に撮った写真ですが、年中こうした派手な飾り付けなのでしょう。チェルシーの中でもひときわ目立つお店です。
今年は、事件から50年目の節目の年に当たるため、LGBTQの人たちの運動は、より活発となっています。そして、ニューヨーク市警のトップは、50年前の事件について謝罪をするという異例の対応をし、大きなニュースとなっていました。

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Stonewall Innの目の前にある公園。史跡になっているようです。

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チェルシーの最寄駅には、こんな標識が。駅内に、特定の場所を示す標識は普段見かけないので、びっくりしました。

 

私にも、少数ですがゲイの友人がいます。
別の女友達とも、ゲイの友人は話やすいし、友達として付き合いやすくていいよね、と話したりしますが、彼らは、自らがゲイであることに気づいてもそれを誰にも言えず暗黒の思春期を送っていたり、家族に負い目を感じたりと、過去には色々と葛藤があったようです。
でも、思い切ってカミングアウトしたからこそ、彼らは、素敵な結婚相手や恋人に恵まれて、NYで幸せに暮らしています。

この間、偶然、イベントでゲイの友人に会ったら、会場のアルコールを飲みすぎたようですごく酔っ払っていて、「会えて嬉しい!」と思いっきり抱きつかれた(相手は普通にハグをしているつもり)のですが、普通の男性がやったらあり得ないことも、ゲイの男性だったらOKなのは、彼らの特権かもしれません(笑)


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