NYから世界を考える

日中米を音楽でつなぐ意外な人たち

NYへ来て明日で早1年2ヶ月DASH!

毎月11日のNY上陸記念日も、最近は日々の慌しい生活の中でつい忘れがちです。

 

そしてその前日の今日、私はこちらへ来て2度目の誕生日を迎えました。

こちらへ来てから過ごす2巡目のシーズン。節目の日々を迎えると、去年の今頃の自分を思い出して比較したりするのですが、去年の今日は忘れもしない、あの忌まわしきルームシェア最後の夜を前に、一人静かに身の回りの荷物整理と家の掃除に精を出していましたしょぼん

 

そして今年は、セントラルパークが見えるすてきなレストランで誕生日のお祝いをしてもらってサンダル、今日はカーネギーホールのコンサートへ音譜

 

カーネギーホールといえば、コンサートホールとしてNYではリンカーンセンターと並ぶ歴史あるホール。鉄鋼王であったアンドリュー・カーネギーさんの寄付により1891年に建てられました宝石白

 

今日のコンサートの主役は、東京、北京、NYのおまわりさん目

東京の警官隊。なんと創設は1948年だそうです。

 

普段は制服に身を包み、きびきびと街を歩く彼らが、今日は舞台の華。

日本、中国、NYの警察官からなる音楽隊が、国際交流を目的として、年に1度、持ち回りで開いているコンサートも今年で15回目。今年はNYの番でした宝石紫

 

アマチュアとは思えない息のあった演奏で、観客は舞台に釘付けでしたが、一番面白かったのは、3都市のおまわりさんたちの演奏が、その都市柄をよく表していたことひらめき電球

 

一糸乱れぬ演奏で、細かいところまで完ぺきな演奏を披露した東京の音楽隊ベル

長い歴史の中で繰り広げられた戦争を背景にした壮大な曲をダイナミックに演奏する北京の警官クラッカー

北京のおまわりさん。中国独特の楽器を使っていたので、東京とは違った趣の演奏でした。

そして、ビートに乗ってリズムよく小刻みに身体を動かし、笑顔でひたすらエンターテイナーと化したニューヨークのおまわりさんニコニコ

会場はアメリカの観客が多かったこともあり、NYPDの演奏時はスタンディングオベーションで大いに盛り上がりました。

 

NYの警官は、New York Police Departmntを略してN.Y.P.D.と呼ばれ(ニュースでもこの単語が使われます)、NYの街の象徴の一つです。

テロ以降警備が強化されたからでしょうか。街を歩いていて見かけることはしばしば。

 

そして、日本との大きな違いは、カフェ等にも普通に出没していることビックリマーク

今でも違和感があるのですが、まぁ同じ人間なので、制服姿でカフェにいても、それはサラリーマンがスーツでカフェにいるのと同じ感覚と考えれば納得です。

警備中の休憩時間にお茶していたり、朝カフェでブランチしている姿はNYでは日常の光景。話している内容もいたって普通。「週末何してた?」「家族と旅行に行ってさぁ。」なんて感じです笑

 

日中米は、政治や経済面では、お互いの胸のうちを探りあうような状態が続いていますが、こうした文化交流をきっかけとした人々の交流が、政治や経済面での軋轢も和らげてくれたら、と思いながら、会場を後にしました。

最後に、3都市の警官たちが舞台にあがってNYのテーマ曲を演奏している場面。

運よくボックス席のチケットをいただいたので、すばらしい眺めでしたキラキラ


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