こちらへ来て間もない頃、ある日本人の前で英語で自己紹介をする機会がありました
今回の写真のテーマは、13日の金曜日の午後いずれも先週の金曜日の夕方に街角で見かけた面白い光景。これは、タイムズスクエア近くに一人立っていた謎の男性。観光客の女の子たちのリクエストに応えてポーズを決めているところを、私もすかさず撮影。
彼女の質問に答える形でその場は進んでいき、時に彼女の話を私が聞くといった場面がありました。最後のフィードバックで、「来てまだ数ヶ月なのにちゃんとしゃべっているから、この調子で頑張ってね」とコメントをもらったのですが、「英語力向上のために、どんな小さなことでもいいので気になったことがあったら教えてください」と言うと言われたのが、タイトルにもあるこの言葉。
「うなづきは5回に1回にしたほうがいいわよ。」というコメント
最初はだったのですが、会話の途中途中で「うんうん」や「はい」、「えぇ」などの相槌を打ったり、首を縦に振ったりするのが一般的な日本人同士の会話と違い、アメリカでは話の途中で相槌はほとんど打たないそうです
West villageで見かけた洋服屋さん。店内に掛けられた白い布とガラス窓に描かれた赤い丸の組み合わせが遠くから見ると日の丸に。そして、下には「団結」という文字まで。アメリカ人が経営するお店ですが、震災復興の募金集め行ってくれているようです。
その視点でアメリカ人の会話を観察すると、まさにその通り
面と向かってでも、電話でも、話が途切れるまで相槌は打たないのがこちらの文化(一種の常識)のようです。そして、相槌を多く打つとなんとなくわずらわしいとすら思うようです。
面と向かってであれば、目を見て話しているので、相手が話を聞いていることは明らかですが、電話だと相手の姿が見えないため、電話越しから物音一つしないと、果たして私は誰に向かってしゃべっているのだろう、あまりに静か過ぎて、もしかして話し相手はどこかへ行ってしまっているのではないか、という不安にかられるのですが、ひとしきりこちらが要件を話し終えると、先方からはきちんと応対が返ってきます
NYカップケーキ戦争の火付け役、West villageにあるマグノリアベーカリー。Sex and the cityにも登場して一躍人気店に。お店の前にはいつも人だかり。
いまだに慣れないこの感覚
特にカスタマーサービスへ電話するときは、現状を話してそれでどうしたらよいでしょうか、みたいな流れになるので、最初は私が一方的に話をするという展開になるのですが、話終わって電話ごしに先方の声が聞こえてくると、たとえそれが文化だとは分かっていても、いまだに「あっ、話聞いてくれてて良かった」と安堵します
この文化の違いを欧米人の視点から捉えると、日本人が相手が話している途中で相槌を打つのは、かなり不自然に映るようです私の親友は、最初それが日本の文化だとは知らず、自分の会話を遮って相手が何か話したいのかと思って、話ながら不思議な感覚でいたそうです。
英語での相槌といえば、「Ah Ha」みたいな感じが一般的ですが、日本人以外の人との会話ではいかにこの言葉を減らすかにいまだに意識的に取り組んでいます。一言一句正確に聞き取ろうと集中すると、特に電話では相槌どころではないので、これは好都合かもしれません
West villageのおしゃれな通りNo1, Bleeker streetで見つけたケーキ屋さん。
左のタルトは上の生地と下のタルトが若干ずれていて、右のパイはよく見ると右端が欠けています。こんなものでも売り物になってしまうのは、NYならでは。。