アメリカにある会社は、どんな国の会社であっても、アメリカのカレンダーで動いているので、自然とアメリカの国民の祝日をチェックする習慣が身についてきます
日本の半分ぐらいしかないのでは、と思うぐらいに少ないアメリカの祝日そして日本と違って面白いのは、すべての休日をすべての人々が休むわけではない、ということレストランやスーパー等は別として、通常の会社が一斉に休みになる祝日は、祝日の中でも重要度の高いものに限られていて、そのほかは会社によって休みであったりそうでなかったり。
また、人種のるつぼであるNYでは、自身の宗教カレンダーに基づいて生活している人々も多く、ユダヤ教の人々は、アメリカの祝日に加えて、彼らの宗教上の儀式のために祝日を設けています
アメリカの祝日の中で、誰もが休む重要なものベスト3は、独立記念日(The forth of July, 7月4日)、感謝祭(Thanksgiving, 11月第3週の木曜日)、クリスマスです。この前後は追加で休みにする会社も多く、そうでない場合でも自主的にお休みをとる人も多く、電車や街はがらがらになります。
家族単位での行事が多いアメリカでは、これらのお休みのときは、家族一同集まり、独立記念日はBBQを楽しみ、感謝祭にはターキーやパンプキンパイを食べ、クリスマスはチキンにプレゼント交換、といった感じで過ごすのが一般的のようです。
NYでは、独立記念日の7月4日には、今年も恒例の花火大会が開催されました。主催しているのは、マンハッタンの中心地に大型デパートを構えるMacy's。Macy'sは、11月のThanks givingのNY恒例のパレードも主催者でもあり、NY市民のイベントのために多くのお金を投じてくれています(Macy'sのThanks givingのパレードの様子は、Thanks givingの過ごし方 からどうぞ)
この花火大会、日本の花火大会と多くの相違点があり、これも文化や風習の違いだと思うと面白いです。
開催時間が短い(通常花火大会は1時間ぐらいあると思うのですが、この花火大会はおよそ30分)
打ち上げ場所が多い(マンハッタンの西側を流れるハドソン川沿いの6箇所の拠点から打ち上げ。そのため、きっと予算上からも時間は30分ぐらいなのではないかと思います。)
正確な打ち上げ場所が事前に公表されない(これは一番の謎です日本の花火大会では、ベストスポットに早くから人が集まり、レジャーシートを敷いて席をとるということが行われると思うのですが、この花火大会、だいたいどのへんで開かれるかしか事前には公表されていず、みんなその区間で花火があがりそうな場所にめぼしをつけて集まっていきます)
基本的に立ち見(道路が交錯しているマンハッタン。みんな歩道に立って眺めていました。)
屋台なし(日本の花火の風物詩といってもよい花火の日の屋台は、残念ながらNYにはありません。通常の屋台がふつうに営業しているだけ。)
どこが花火の絶景ポイントなのか分からないので、とりあえず近くにあまり高い建物がなく、打ち上げ場所の川の近くに行ってみると、時間が近づくにつれ、どんどん人が集まってきました。
どうやら6箇所から同時打ち上げだったようですが、私の場所から見えたのは1箇所+0.5箇所x2という感じで、一部は建物に隠れてしまっていましたが、迫力は満点
花火の写真はきれいに撮れたことがないので、今回もこんな写真ですが、観覧の雰囲気は伝わるでしょうか。