今ではそんなことはほとんどなくなったけれど、最初は毎日何度も驚きや戸惑いのあった異国での生活日本で誰もが当然だと思っていることがそうでないということを知ったことはNYへ来てから数え切れないほどあり、一体「常識」って何だろうと思ったことは一度や二度ではありません
しかし、今では「常識」とはそのエリアの人々の間での共通認識に過ぎず、違う場所に身を置いた場合、違う常識があると思っていますNYにいる日本人の間では、「日本での常識がNYでの非常識、逆にNYでの常識が日本での非常識だよね。」なんて話をしたりします。
過去にはそんなテーマでこんな記事を書いてきました。
いまだに慣れない待ち合わせ
待ち合わせの重要度
アメリカ生活で絶対に知っておきたいこと
すっかり秋モードのNY。これは夏の終わりにフェリーから移したマンハッタン。いつも中をうろうろしているので、こうして外から眺めるのは新鮮です。ツインタワーがなく10年前とは異なる景色。色々と考えさせられます。
そして今回はアメリカでのデートの常識について考えてみたいと思います。
日本との大きな違いは、正式に付き合い始めるまで、複数人との同時進行でのデートが普通に行われているということです。これは英語でいうとdating
日本人的感覚からするとちょっとずるい感じもしますが、お互いに時間を無駄にしないという欧米的考え方を理解すると納得です。(詳細はまた別の機会に書きたいと思いますが、これは、欧米人のビジネスのやり方にも通じていると思います。)
こうして複数人とデートしていく中で、本当に気に入った人がいれば正式な付き合いに発展するし、そうでない場合はまたデート相手を探しに出かけていくといったことがどうやらアメリカでの常識のようです
そのため、アメリカ人男性は初めて会った人でもかなり簡単にデートに誘ってくるということを知っておいたほうが良いかもしれません。
そして気楽なデートなので、最初は週末にブランチやお茶をしたり、または平日会社帰りのHappy hourの時間にちょっと飲んだりして1,2時間しゃべって「じゃーまたね」といった感じです。デートの時間すらも無駄にしないというなんとも合理的なシステムです。
では、一体いつ正式な付き合いに発展するのかは見極めが難しそうですが、会う回数が増えていって、次第にデートする人が一人に絞られ、お互い居心地が良くなった頃にそうなっているようです
相手が本気かどうかは、家族や友人を紹介してくれるかが大きな判断基準かもしれません家族の行事(アメリカの場合、thanks givingやChristmas)に入れてくれたり、友人との集まりに呼んでくれたり、といった自分の仲間に入れてくれることは大きな一歩です