NYから世界を考える NYで異文化体験

日本のメディアが報じない中国人

みなさま、お久しぶりです。

今月は出張続きで、なかなか自分の時間がとれませんでしたが、以前のこちらの記事の続きを書いてみたいと思います。
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やっと春めいてきたニューヨークの、古き良き街並み残るウェストビレッジ。

残念ながら、日本のメディアでは正しい形で報じられていないように思いますが、若い中国人や韓国人の親日ぶりには、目をみはるものがあります。
彼らは、小さい頃からアニメや漫画、ドラマを通じて日本の文化に触れ、自国の作品よりも日本のもののほうが優れていることから、自然と日本の娯楽に傾倒し、ドラマに出ている俳優やドラマの主題歌を歌う日本の歌手にも精通していくようです。
そして、中国人の若い子たちの中には、閉鎖的な中国の大学に行くよりも、日本の大学に留学し、さらに日本のことを学ぶことを選択する人も出てきます。(この点、自国の大学に行く韓国人が大多数であることは中国人と韓国人の大きな違いですが、それは追って記事にしたいと思います。)
私がニューヨークで出会った日本語ペラペラ(発音もきれいでほぼネイティヴレベル)の中国人の子たちは、ほとんどの人が、こうした形で、大学や大学院時代を日本で過ごしています。
物価水準のはるかに違う日本に留学するなんて、さぞ大金持ちの子供たちなのでは、と最初は思っていましたが、よく話を聞いてみると、私の周りの中国人は、日本政府の奨学金で、学費も生活費もほぼタダでやって来ている人たちばかりでした。(日本から海外へ渡る日本人への奨学金が狭き門なのに対して、日本に来る海外の人にどんどん奨学金を出しているのは、日本の国際戦略上矛盾もあると思いますが、どうやらそれが実態のようです。)
こうして若い頃から異国の空気に触れた彼らは、日本の住みやすさに感激し、中国に戻ることは考えなくなっていくようです。
日本で就職する人もいれば、さらに英語環境での挑戦を求めてアメリカに渡る人もいます。
学生時代を日本で過ごしているので、日本人の友達も多く、ヘルシーな和食も大好き、日本の文化にも精通しています。
私の会社での親友は、旦那さんも中国人ですが、早くも老後は、大学時代慣れ親しんだ大阪でのんびりしたい、と話しています(笑)
そんな彼らを見ていると、日本での中国人に対する報道との温度差を感じずにはいられません。
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里田まいもお気に入りらしい(?!)オシャレなコーヒー屋さん。ブライアントパーク近くにあり、小さな店舗はいつも大にぎわい。

次回は、きっと日本人の多くが気になっているであろう中国人のマナーについても触れてみたいと思います。

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