コロナでお家時間が長くなったことがきっかけで、自宅での生活をより快適にするために色々工夫を始めた人も多いかもしれません。
今日は、先日私が出会ったオススメのビジネスをご紹介したいと思います。
それは、コーヒーのサブスクリプション。Subscriptionは直訳すると購読。
定期的に商品が自宅に届くビジネスを、アメリカではsubscription businessと呼んでいます。
日本でsubscription businessと言えば、私の世代の方々であれば、小学生の頃に、毎月雑誌と付録が届く学研のサービスを購読していた方も多いのはないでしょうか。そう考えると、学研のサービスは、サブスクビジネスのさきがけと言えるかもしれません。
アメリカでサブスクリプションビジネスが広まるきっかけを作ったのは、birch boxと思います。
2010年にマンハッタンで生まれたこの会社は、化粧品のサブスクリプションで一躍時の会社となりました。
登録すると、毎月様々な化粧品のサンプルが届く仕組みです。
いきなり大きなボトルで買うのに抵抗があったり、次々と新しい商品が発売される化粧品業界で新商品を追い求め続けることは合理的ではありません。でも、新しい商品や話題の商品をちょっと試してみたい。
そんな女性たちの心をついたのが、このbirch boxのビジネスだったのです。
birch boxをきっかけに様々な会社があらゆる商品でサブスクビジネスに参入していますが、私が最近気に入ったサブスクビジネスは、Trade Coffeeというコーヒーのサブスクリプション。
最初に数問の質問に答えることで、その人に合った焙煎会社からのコーヒーが自宅に届くのです。
届くコーヒーの銘柄やロースティング会社は毎回異なります。
初回のコーヒーがどうだったかという簡単な質問に答えることで、次回以降のコーヒーの選定が変わっていくという半分オーダーメイドのようなシステムになっています。
Trade Coffeeが提携しているのは有名な焙煎所ばかり。こだわりのコーヒーが自宅に届くのはなんとも嬉しいです。
初めて届いたパッケージ。
全米中に広がるこだわりの焙煎元をコーヒー好きの消費者につなげたい、という想いでこの会社はできたそうです。
次にどのようなコーヒーが届くのかは、実際に小包が届くまで分かりません。
消費者にちょっとした楽しみを与えてくれるだけでなく、焙煎会社には彼らだけでは開拓できなかった新しいお客さんを紹介してくれているコーヒーのサブスクビジネス。
ちょうど最初のパッケージが飲み終わったので、次にどのようなコーヒーが届くのかをワクワクしながら待っています。