日本が自国以外で開催のW杯で勝ち取った初めての勝利。
日本サッカー界の歴史にまた1つ大きな出来事が刻まれました。
私は日本にいた頃は、私の周りにいる人なら誰でも知っているぐらいに熱いサッカーファンでした。
日韓共催、そしてドイツW杯は、とあるカラオケボックスの1階の待合室にある大きな薄型テレビやパブリックビューイング、お気に入りのサッカーバーに駆けつけたり、自宅で友達と観戦と、いつも誰かと試合を楽しんでいました。
しかし、こちらへ来てビックリするのは、驚くほどにワールドカップで盛り上がっている人が少ないこと。
オリンピックのときもそうでしたが、アメリカ人は独自のスポーツ嗜好があるようです。
アメリカ人が好きな典型的スポーツといえば、
野球、バスケ、アメフト
に尽きます。
そのため、2,3週間前、日本や他国ではワールドカップの話題で持ちきりであるはずの時期に、NYで大きな話題となっていたことといえば、数年後のアメフトのスーパーボールの開催地をマイアミからNY(正確にはお隣の州のNJ)が奪った、というニュース。
どうでもいいのでは、と思ってしまうような話題ですが、画期的な出来事だ、NYへの経済効果が期待できる、とスポーツニュースでは大きく取り上げられていました。
とはいっても、アメリカ代表も今回のワールドカップに出場しているし、ラッキーではあったもののイングランドと初戦を引き分けています。でも、いざワールドカップが始まっても、スポーツニュースではおまけぐらいにしかワールドカップのことは取り上げられません。不思議でなりませんが、これがアメリカのスポーツ感覚なのでしょう。
ただ、NYは若干様子が違って、世界中の国々の人たちが暮らしているので、あちこちのバーで自国の試合を楽しむ人々を見かけます。
しかし、日本人が相対的に少ない状況で、その中でサッカーを見る人、となるとかなり数は限られてきてしまうのが残念です。そんなわけで、私も日本の結果は気にしているものの、いま日本にいたら非国民ではないかと思われてしまうぐらいに、かなり静かに行方を見守っている状態です。
カメルーン戦勝利のニュースは、韓国人のクラスメートの子が携帯で最新ニュースを見つけて、「本田って選手が得点したらしいよー。しかも、試合終了してるよ」と教えてくれました。
でも、日本人が私しかいないクラスなので、一緒に喜んでくれたのは、以前このブログに登場したイケメン先生(こちらを参照。アメリカ生まれではあるけれど、なんと純血日本人であることが発覚)だけでした。