クリスチャンだけが住んでいるわけではないニューヨークでは、この時期の挨拶は、Merry Christmasではなく、Happy holidays!です。
ライトアップで幻想的なカーネギーホール。
日本では、師走とも言われる12月は、年内のうちに片付けなければいけない仕事で追われたり、同僚や友人たちとの忘年会続きで、そのままあっという間にお正月へ突入、という慌ただしい時期かもしれません。でも、年末にしっとりと年越しそばを食べながら、知らない歌手が多くなってしまっていても紅白歌合戦を見て、行く年来る年とともに年を越し、1日になったら近所に初詣に行き、年賀状を見ながらおせち料理を食べ、みかんを食べながら箱根駅伝を楽しむ、という日本のお正月が大好きなのは、私のDNAは完全に日本人だからだと思います。
海外でのお正月はとてもあっさりしています。12月25日は街の機能が麻痺するほどに何もかもが閉まるアメリカですが、逆に、会社は短縮営業とはいえ12月31日まで開いていて、お休みは1月1日のみ。たいていの人は、12月最後の週から1月最初の数日は休んでいるので、実際会社自体はとても静かですが、その間のお休みは有給休暇を使わなければいけません。
私自身も毎年1月3日から出社しているので、ゆっくりお正月モードにひたる暇もなく、今のうちにゆっくり充電しておかなければと思っています。
この時期、ニューヨークにはあらゆるところにクリスマスツリーが登場します。さすがアメリカ、天井までそびえるクリスマスツリーは圧巻。
少しでもお休みがあればNYに残っているのがもったいないと思ってあちこちでかけていたここ数年ですが、今年は数年ぶりにNYで年末年始を過ごすことにしました。
普段できない平日ランチやお茶を友人たちと楽しんだり、クリスマスらしい催し物に出かけたり、とあっと言う間に予定が埋まって、久しぶりのNYでの年末年始も楽しそうです。
今年は、アメリカは大統領が変わり、一年を通じて大きな乱気流の中に巻き込まれたような1年でした。でも、そんな時だからこそ、気流に足をとられながらも、自分にとっての幸せや重視する価値観をより明確にし、少しずつ人生を操縦していくことがどれだけ大切かを強く感じた1年でもありました。
我が家にやって来たサンタさん?!
皆様にとって、愛と笑顔に溢れたホリデーシーズンになりますように☆