アメリカでは、日本のように上下関係が厳密に区別されてないため、初対面からファーストネームで呼び合うことはごく普通に行われています
それは職場でも同じ同僚も、後輩もそしてどんなにえらい上司も、最初からファーストネームで呼んで問題ありません(ただし、それは会社に入社してから面接のときには、ラストネームの前にMr.やMs.をつけるのが鉄則です)。
では、クライアントとの関係ではどうなるのでしょうか
クライアントから私に届いた最初の何通かのEメールには、Dear xxx(私のファーストネーム)とDearが付けられていましたが、その後自然とDearははずされ、実際に会って話すときには、ファーストネームで呼ばれています。そして、私も彼らのファーストネームで呼んで問題ないようです。
しかし、それはクライアントの担当者の中でも、常日頃やりとりしている人たちに限ってのこと
そのため、社長や役員級の人たちへのメールでは、「Hi Mr. xxx(ラストネーム)」とすべきだということを、例のJewish girlが教えてくれました。
では、こうしたおえらいさんと面と向かって話すときには、どのように呼んだらよいのでしょうか
答えは、あえて名前を呼ばずに会話をする、というだそうです
Jewish girlの子によると、Mr.xxx(ラストネーム)と呼ぶこともできるけれど堅苦しいし、かといってファーストネームで呼ぶのはカジュアルすぎるから、あえて呼ばないようにするのが良いようで、彼女はいつも意識的にそうしているそうです
しかし、最初の何回かMr.xxx(ラストネーム)と呼んだ場合、先方がフレンドリーな人だったら、「xxx(ファーストネーム)で呼んでください。」と言ってくれるようなので、それを機にファーストネームで呼び始めるのだとか
これを整理すると、
Mr. xxx(ラストネーム):クライアントのおえらいさん、Eメール&対面
xxx(ラストネーム):苗字の呼び捨てはなし。
Dear xxx(ファーストネーム):まだ知り合って間もない頃の対クライアント、Eメール
xxx(ファーストネーム):クライアント&会社の人々(許可がおりたときにはクライアントのおえらいさんも)、Eメール&対面
なお、クライアントのおえらいさん(女性)への敬称は、たとえ既婚だとわかっていてもMs.とするのがビジネスマナーのようです。
英語にもこうした法則があったということは、つい最近知りました
アメリカ人の名前は耳慣れない名前が多く、苗字と名前の区別すらつかないことも多々あります。でも、アメリカ人はアメリカっぽい名前かそうでない移民の名前かは判別できるそうです。私にも見分けられる日はいずれやってくるのでしょうか。
あっという間に12月。11月30日に点灯式を迎えたロックフェラーセンターのツリーも光り輝いているはずです。いまはNYが一番華やぐ時期。寒さに震えながらも街のイルミネーション散策に行きたいのですが、なかなか時間がとれないでいます。そしてholiday partyが多数開催されるのもこの時期。私の手帳は早くもパーティーだらけです。