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NYで日本人が引っかかりやすい罠

世界中から人が集まり、刺激ある街ニューヨーク。

ひとたび足を踏み入れたら、慣れないうちは何もかもがきらきら見えることでしょう。

特に、世界一とも言えるぐらい安全な国での生活に慣れてしまっている日本人の警戒心レベルは、どの国の人よりも低いかもしれません。

 

先日、日本に一時帰国した際に驚いたのは、金曜日の夜、滞在先の最寄り駅を出てすぐのところで、持っているかばんも放り出して、崩れるようにして眠りについている会社員を見た時でした。あんなことがNYで起こったら、目が覚めた頃には間違いなくかばんやお財布、金目のものはなくなっていることでしょう。

 

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ハロウィンムードが高まってきたニューヨークの街。

面白いことに、こちらで生活している人から見ると、街中ですれ違う人が旅行者かそうでないかは雰囲気から一目瞭然だし、NY生活に慣れていなそうな人かどうかは簡単に見分けがつくようになります。そして、悪い人や下心がある人は、間違いなくニューヨークに慣れていず、声をかければ、NYでの素敵な出会いかも知れない、と話に乗ってきそうな人に絞って近づいていっているのです。

また、英語を勉強中でNYに来た旅行者は、現地の人に話しかけられたら、英語を話せる良い機会、と思って、つい話をしてしまうのかもしれません。

先日、紀伊國屋書店の近くで、怪しげな人に声をかけられているのに一生懸命対応していた日本人女性を見て、改めて日本人の危機意識の低さを実感しました。

 

旅行でNYに来た際に絶対に気をつけたいのは、

・空港からの白タクに乗らない(あたかも正規のタクシーかのように強引に勧誘してきますが、正規のイエローキャブ以外のところから乗れる体制になっているタクシーは全て白タクですので要注意。)

・夜遅い時間での移動はタクシー。(日本だったら終電まで安心して電車に乗れると思いますが、NYでは夜遅い時間の移動はタクシーが基本です。11時過ぎたら、人影がない道も多々あります。)

・お酒はほどほどに。(これは日本と価値観が大きく異なるところですが、アメリカでは、お酒に酔って千鳥足で歩いているような人はまずいません。日本のサラリーマンのような行動は、変な人にスキを与えてしまいます。半年ほど前の日本領事館からの被害届にもこうした事例がありました。)

・よく知らない人を信用しない。(旅行先のニューヨークで気が緩んでしまう人もいることでしょう。NYの日本領事館に勤めていた知人によると、ルームシェア相手にあまり良くない友人たちがいて、自分がいない間に開催されたホームパーティーの間に、自分の貴重品が盗まれる、という事件が過去にあったそうです。また、冷静に考えてみたら、英語のネイティブでもない人に、現地の人が熱心に話しかけるということはあり得ないので、そうしたことからも、声をかけらえたら要注意です。)

・ちょっとでもおかしいと思ったら、声を大にして反論する。(タイムズスクエア等の繁華街では、わざとぶつかってメガネが壊れたと主張してメガネ代を請求したり、CDを押し付けて高額なお金を請求する詐欺も横行しているようです。こうしたケースでは、一度渡してしまったお金は戻ってこないので、絶対にお財布を開いてはいけません。)

 

よくNYって危ないの、と聞かれますが、私は一度も被害にあったことはありません。

こんなに多くの人がいたら、犯人はまず警戒心が緩そうな人から狙うからでしょう。

街を歩いていて、なんとなく狙われやすそうな日本人旅行者をよく見かけるので、今回記事を書いてみました。

 

{54204479-F78F-4B0D-A2A2-AD495DDCED39}地下鉄の車両を渡り歩くミュージシャン。ニューヨークらしい光景です。

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