NYから世界を考える NYで異文化体験

NYらしいメンバーとの土曜日朝の楽しみ

意外に思われる方も多いかもしれませんが、NYに長く住んでいても日本人以外の友人があまりいないという人は少なくありません。

NYのように大都市には日本人もたくさんいるので、母国語で話せる友人ができればそれで十分という人も多いですし、英語の壁や文化の違いから特に共通の話題が見つからず、一緒にお出かけするような海外の友人がなかなかできないという人もいます。

私も、日本人以外の友人は決して多くないのですが、幸い素晴らしい友人たちに恵まれています。
そして、最近の私の楽しみは、毎週土曜日朝のテニスレッスン。

テニスへ向かうときに通る公園内にて。落ち葉が綺麗な季節です。

数週間前、レッスンへ向かうときふと、私が渡米前に思い描いていた光景の一つはこんな状況ではないかと思ったことがあったので、今日はそのことについて書いてみたいと思います。

それは、多国籍の友人たちとの気のおけない付き合い。

私のテニスクラスのメンバーは、生粋のニューヨーカーでアメリカとエクアドルのハーフのイケメンコーチ、そして、結婚を機にロシアから移住して15年ほどとなるDさん、オーストリアのピレネー山脈麓の町からやってきたAさん、イギリス出身のGさんと私。生まれた場所もバックグラウンドも異なり、共通点といえば、今NYに住んでいて英語を話し、テニスが好きであるということだけ。そんなメンバーとのほのぼのとした朝のテニスが私の毎週土曜日の楽しみとなっています。

コロンビア大学の西側、ハドソン川沿いのRiverside Park内にあるテニスコートへ向かう道。どこかにハイキングに行ったかのようなコースで、犬の散歩やサイクリングに訪れる人も多い公園です。

 

去年の秋、長いパンデミック生活に飽きてそろそろ運動でも始めようと思ってたまたまインターネットで見つけたテニス教室。
マンハッタンでテニスをするのはなかなか大変です。テニスクラブでコートを借りるととても高いマンハッタン価格。一方で、手頃な価格の公共の公園内のテニスコートは、年間パスを取得した上での当日ウォークインが中心(オンラインで予約できるコートもありますが、数は多くありません)。

そこで、手軽にテニスができたらとの想いから、テニスクラブのレッスンを取り始めたのです。
去年の秋同じクラスだったロシア人のDさんとは自然な流れで携帯の番号を交換し、この夏私が引っ越した新居がなんとDさんの家からわずか5分の場所という奇遇も重なって、引っ越し直後から急に距離が縮まりました。

私が通うテニスクラスは、コーチの目が行き渡るようにと1クラス最大4人までしか生徒を受け付けません。そこで、Dさんが4人集めてクラスを開講してしまいましょう、と私を仲間に入れてくれて、今回の土曜日の朝のクラスが決まったのです。

仕事だったり旅行だったりで4人が揃うことは滅多にないですが、フレンドリーで熱心なコーチのおかげで、毎回少しずつ新しいことにもチャレンジしながら、楽しい時間を過ごしています。

先日はGさんの大型犬が勢い余ってコートに乱入してきたり、ある時は私以外の全員が欠席したため思いがけずプライベートレッスンとなって動きすぎてふらふらになりその日1日何もせずに過ごしたり、なんてこともありましたが、波長の合うメンバーとこうして爽やかな汗を流せることに感謝するばかりです。

食べるのが好きという共通点もあるロシア人のDさんと私。Dさんのアメリカ人の旦那さんはドイツの血を汲んでいるということで、先月、マンハッタンの有名なドイツのバーにOktoberfestのお祝いに行きました。金曜日の夜だったのでライブ音楽もあり、大盛り上がり。

こちらのバーは店員さんたちもドイツの衣装を着ていたりと本格的。この時期の金曜日夜にはビールの無料サービスも(一人1杯)。

その後はなんと豚の丸焼きが登場。こちらもお客さん全員に少しずつ出してくれました。

☆本格ドイツバー☆
Bierhaus NYC 
712 3rd avenue, New York, NY 10017 (ミッドタウンイーストです)

 

 


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