私がニューヨーク移住を計画していた時に一番苦労したのは、ニューヨークの現地の情報を仕入れることでした。こんなにインターネットが発達した社会でも、「ニューヨーク移住」のノウハウをネットで見つけることは、ほぼ不可能でした。
しかし、日本とは何もかもが異なるニューヨークでの生活。ビザのこと、生活の知恵等々、確かな情報をある程度持つことは、ニューヨーク生活で困難な状況に直面した時や決断を迫られた時に、考え方の幅が広がるので、とても重要だと私は思っています。
今日は、ニューヨークの情報を仕入れるための方法をご紹介したいと思います。
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・現地の新聞をオンラインで購読
海外の大都市には、現地の情報を伝えるために、日本人に向けた無料の新聞があり、日系のスーパーや本屋さん、レストランで入手できます。ニューヨークでは、その代表格は、「週刊ニューヨーク生活」。読売新聞の記者としてアメリカで活躍していた方が立ち上げた新聞社で、その記事の充実度は、他紙を抜きん出ています。ニューヨークのイベント情報から、ニューヨークで活躍する人のインタビュー、ビザの最新情報を入手することができます。日本からでも、オンライン版をリアルタイムで読むことができます。
https://www.nyseikatsu.com
・現地に住んでいる人のブログ
やはり、実体験は何にも勝る貴重な情報です。ニューヨーク在住でブログを書いている人は多いですので、そうしたところから渡米の参考になる情報が見つかることもあると思います。ただ、自分が欲しい情報がピンポイントで得られるとは限りません。そんな時は、個別メールで相談に乗ってもらうのも一案です。返事が来たらラッキーぐらいの気持ちで、積極的に動いてみましょう。ニューヨークに自力で来た日本人は、ニューヨークでの生活の立ち上げがどれだけ大変か知っていますので、きちんとした文面のメールを送れば、きっと返事をくれると思います。
・ネットワーキングパーティー等のイベント
これは実際に渡米してからの話になりますが、ニューヨークでは常に様々なイベントが開催されていますので、日本人とのネットワークを作るのであれば、そうしたイベントへの参加がおすすめです。ニューヨークで活動している大学の同窓会支部組織、県人会、ジャパンソサエティー(日本文化を発信するNPO)や日系人会、女性実業者の会等のイベントを前述の無料新聞で入手して参加すると良いと思います。
(ここで挙げた組織はいずれもきちんとした団体ですが、こういった場にネットワークビジネスを広めたい人が潜りこんでいる可能性もありますので、注意が必要です。)
留学相談等でアドバイスが欲しい方も、決して留学相談機関のようなところにお金を払うことはしない方が良いと、個人的には思います。ニューヨークだけを対象にしている会社ではない上、そうしたアドバイザーたちは実際にニューヨークにいるわけではないため、情報量が決定的に少なく、払ったお金に見合った情報が得られることは、ほぼないからです。そうしたところへのお金は、ニューヨークでの生活費のためにとっておいた方が賢明です。