NYのような大都市でも、日本人が暮らすのは意外と大変です。
それは、日本で慣れ親しんでいたことが簡単にできないから。
日本人人口がもっともっと増えれば、日本人向けサービスも充実すると思うのですが、現状では採算がとれず、難しいのかもしれないです。
完全日系のスーパーは、広いマンハッタンになんと6軒のみ。
日本のテレビ番組は、特別チャンネルとして存在するのですが、見るには特別料金が必要。
日本の新聞は一体どこで売っているのでしょうか。
そんな状況の中で、NYでは日本人向けのフリーペーパーが充実しています。
週間NY生活、よみタイム、NYジャピオン、chopsticksなどが有名ですが、その中で私の一番のお気に入りは、週間NY生活。
この新聞の他紙との違いは、情報量の多さ、話題の豊富さ。また、この新聞のみNY在住者だけでなく、日本在住のNY好きな人も読者対象としているため、誰が読んでも楽しめる構成となっています。
他のメディアから買い取った記事をそのまま載せて、半ば日本のスポーツ新聞のように芸能情報だらけの新聞もある中で、週間NY生活は、毎週すべての記事が、この新聞社の記者の手により書かれていて、編集長の新聞への思い入れを感じます。
紙面は、1面トップ記事、NYに関する政治・経済・社会的記事、NYのイベント情報、英語マンガ、旅コラム、おすすめレストラン、映画レビュー、NYで活躍する女性紹介、book review、そしてNY在住の相原勇や大江千里のコラムと盛りだくさん。
広告収入だけでまかなっているのが信じがたいほどの充実度です。
その週間NY生活は、日系レストランや日系スーパー、マンハッタンにただ1つの日系本屋である紀伊国屋書店等で入手でき、またインターネットでも閲覧可能だったのですが、前号からさらに大きな変化が。
i Phoneとi Padでも無料で読めるようになったのです。
これを機に、私の大好きなこの新聞がもっと広まればと思います。
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http://www.nyseikatsu.com/