(記事内の料金は、2017年1月末時点の情報で、その後改訂されている可能性がありますのでご留意ください。)
先日の記事(こちらからどうぞ)では、NYでの地下鉄の乗り方として、地下鉄の駅の見つけ方や、駅の標識の見方、正しい入り口の見分け方についてご紹介しました。
今日は、地下に下りて、切符を買う場面について書いてみたいと思います
日本の券売機と違い、NYの地下鉄の券売機はかなり不親切です
切符の種類がたくさんあって分かりにくく、お釣りも一定額までしか出てこないので、少額の紙幣を持っていない場合は、買いたい切符より高めの切符を買うように誘導されてしまいます。(例えば、20ドル札しか持っていない場合、一回券は変えません。)
NYの地下鉄は、日本のように距離に応じた値段設定となっていず、一律2.75ドル。つまり、一駅だけ乗っても、終点まで乗っても、2.75ドルです。また、地下鉄同士であれば、他の線に乗り換えても、追加料金はかかりません。
ニューヨークの地下鉄はMTAという会社によって運営されていて、カードの左上にMTAの文字が入っています。
一回券はこんな感じ。

それは、NYの滞在日数と地下鉄に乗る回数によって異なってくると思います。
一回乗ると基本的には2.75ドルとなっていますが、複数回分の切符を買うと値引きがあるので、一回当たりの料金は2.75ドルより安くなります。

一回券(Single Ride):$2.75
一週間定期券(7-day unlimited):$31 (期間中乗り放題です。)
回数券タイプ:値段は、あらかじめ設定された3つの金額から選ぶこともできますし、自分で設定した金額分を買うこともできます。金額に応じた値引きがあります。
一回券を買う場合は、一番右のSingleRideを選びます。一週間定期券や回数券を買う時は、真ん中のMetroCardを選択して下さい。
なお、アメリカの地下鉄は日本のように賢くないので、回数券タイプの券に残金が残ってしまっても、その分は返金されません。次回のNY旅行の時までそのカードを取っておいて使うことでしか、使用はできません。
回数券タイプのチケットは、高いものを選べば選ぶほど、値引き率が高くなるので、1回当たりの乗車代金は安くなります。
1週間の31ドル券を買うと、1回当たりの料金は、こんな感じです
13回乗車の場合 ー 2.38ドル
15回乗車の場合 ー 2.07ドル
20回乗車の場合 ー 1.55ドル
さらに知っておきたいのは、初めて切符を買うときには、カード代として1ドルかかります。ただ、回数券タイプの場合、そのカードは永久に何度でも使うことができます。そのため、いったん入金額分を使い終わってしまっても、そのカードに再入金できますので、カードは旅行が終わるまで取っておきましょう また、カードの裏に有効期限が書いてありますが、たとえ有効期限が切れてしまっても、後日カードにチャージするときに、カードを新しいものに交換しますか、というメッセージが出てきますので、新しいものに交換すると、古いカードに入っていた残金も自動的に新しいカードに移行されます。
滞在日数が1週間以内でも、地下鉄によく乗ると予測される時には、最初から1週間券を買ってしまうのがお得でしょう。
ただ、タクシーに乗ったり、歩いたり、ということも多いと思われる場合には、まずは回数券タイプにして、10ドルや20ドルを入金してみて、足りなければちょっとずつ入金していくというのが良いと思います。