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ドミニカ共和国の女の子の馴れ初め

最近、ドミニカ共和国出身の両親を持つ、NYで生まれ育った女の子と一緒に仕事をしています。カリブ海に浮かぶ小島、灼熱の太陽の日差しのもとで、のびのびした国民性というイメージが強いドミニカ共和国のイメージそのものの、明るい太陽のような女の子で、それでいて、さらに真面目でテキパキと仕事をこなしてくれるMちゃんを私はとても慕っています。

そんなMちゃんと、先週、今週と地方出張で一緒に仕事をする機会があり、2人で田舎の和食屋さんで夜ご飯を食べながら、色々な話をしました。

Mちゃんは、入社まだ2年目という若い女の子ですが、昨年結婚しました。
しかし、NYで生まれてアメリカ国民であるMちゃんと違い、ドミニカ共和国出身の旦那さんは、まだグリーンカードを待っている段階で、Mちゃんは、なんと交際期間も含めて6年間、旦那さんと遠距離で暮らしています。

そんなMちゃんが、結婚前に旦那さんと取り決めをしたことがあるそうです。それは、家事の平等な分担。

日本では、まだまだ男性の力が強い上に、長時間労働のために、物理的に男性が家事や育児に積極的に参加することは難しい状況ということを、NYには普通にいる家庭的な男性たちを見ると強く感じますが、ドミニカ共和国では、その状況は日本よりもっとひどく、男性は、たとえ女性が働いていても、女性が家のことはすべて行うことを期待しているそうです。
それは、女性の社会進出がアメリカのように進んでいるわけではなく、専業主婦も多い国のため、自然と男性が家のことに協力しないという構図が作られていってしまうことにもよるのかもしれません。

しかし、男女平等、そして女性の社会的自立も広く謳われているアメリカ社会で生きてきたMちゃんは、ドミニカ共和国の封建的なスタイルを受け入れることはできず、今の旦那さんに、結婚する前に、家事はお互いが働いている以上、半々で行うことを提案したそうです。
旦那さんは、ドミニカ共和国出身の男性の中では珍しく、とても柔軟な考えを持っていたようで、今でもMちゃんが半分以上家事をやってくれたらいいな、という思いがある反面、「Mちゃんが幸せであることが一番で、そんなMちゃんを見ていることが好きだから。」と言って、Mちゃんの思いを全て受け止めてくれ、それが、Mちゃんにとって、今の旦那さんと一緒にいることを決意する決め手になった、とMちゃんは私に話してくれました。


ウォール街からマンハッタンを臨む。少し雲がかっていますが、パノラマのようです。

アメリカでは、相手に合わせて自分を無理に変えようとしたり、相手の顔色を伺って自分の考えを言ったり言わなかったり、ということは、特にプライベートな状況ではまずなく、自立した女性たちは、皆、自分の凛とした考えを持っています。

それに対して、日本では、相手に合わせて、つい何でもいいよ、と言ってしまったり、さらには、自分の意見を言わないということがまだまだあるような気がしています。また、自分の考え(たとえば、小さなことでは、何を食べたいかとか)を常に言う社会ではないので、そういったことからも、自分が納得するかしないかは別にして、なんとなく他人が言ったことに合わせる習慣がついてしまっているのかもしれません。

そんなことから、相手に対しても、あくまで自立した一人の人、として、自分の核となる部分はぶらさずに生きているMちゃんは、とても素敵だと思いました。

正直、遠く離れたドミニカ共和国ではなく、自分が住む身近なNYに恋人がいたら良いと思って、大学時代にちょっとデートしてみたりもしたそうですが、あまりに誠実でない男性たちに辟易し(都会ゆえの事情でしょうか。NY、特にマンハッタンには、真面目な男性は少ない、というのはよく言われています。)、結局、自立したMちゃんを尊敬してくれ、そのスタイルを受け入れてくれた今の旦那さんがMちゃんの生涯の伴侶になりました。

欧米では、日本特有の「何でも良い」は通用せず、"What do you want?"と聞かれたら、必ず自分の答えを言うことが求められます。
"What do you want?"と聞いてきた相手は、こちらが伝えたことをきちんと叶えようとしてくれますので(叶えることを楽しんでいるかのようでもあります)、海外では、自分の意見を恐れずに伝え、自分らしく生きていくことを強くおすすめしたいです。

 

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