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ニューヨーカーの夕食に欠かせないホームページ

時刻表のないマンハッタンの地下鉄。突然各駅停車だったはずの電車が急行になったり、宅急便の配達時刻指定ができなかったり、乗っていたエレベーターが壊れたり、レストランの品質管理が徹底していないので、ガイドブックにも載るような有名店で食中毒になったり、信頼できる日系食料品店で賞味期限切れの商品が陳列されていたり、ニューヨーク生活では、日本では考えらないような出来事が、予想もしないタイミングで襲ってくることには、すっかり慣れてしまいました(上記はいずれも私の実体験です。過去記事をぜひご覧下さい。)。

一生懸命働いて、きめ細かいサービスを提供するよりも、言われたことをさっさと片付けてアフター5を楽しむことに重きが置かれているアメリカ。そのため、不便なことも多いですが、ニューヨークの方が進んでいるのでは?と思える数少ないこともあります。
今回は、ニューヨーカーで知らない人、一度でも利用したことはない人はいないと断言できるほどに有名なホームページを紹介したいと思います。
その名は、seamless webナイフとフォーク
住所を入力すると、自動検索機能により、その時間帯に開いている宅配をしてくれるレストランを教えてくれ、このページからワンクリックで食べ物の注文ができるのです。
日本では、配達してくれるお店といえば、ピザやお寿司が一般的で、年間利用回数もそんなに多くはないのではないでしょうか。
しかし、料理が苦手な人、仕事から帰宅後に夕食の準備が面倒だと思う人は多く、そうしたニューヨーカーの需要に応えているのが、このseamless webなのです。
アメリカでは欠かせないチップ(この場合は、レストランで実際にサービスを受けていないので、ウエイトレスさんへのチップは不要ですが、配達員(a delivery guy)
へのチップが必要です。)も、このページからクレジットカードで支払えるので、現金を持ち合わせていなくても、食べ物を注文できるという優れたホームページです。
マンハッタンのレストランは、ミシュランの星を獲得するような高級店を除いて、一般的に宅配をしてくれ、そうしたお店のほとんどが、seamless webに登録しています。
金融機関のように、残業が多い会社が入居しているオフィスビルの一階で、夕食時になると列をなしている配達マンを見かけることに当初は違和感を覚えていましたが、マンハッタンではごくごく普通の光景になっています。

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