みなさん、大変ご無沙汰しておりますお元気ですか
日本では桜の開花前線が楽しみな日々だと思いますが、ここNYはまだまだ冬真っ只中。数日前にも雪が降り、まだ0度前後の毎日です
あまりに外が寒いのと季節柄仕事に追われていたのとで、すっかりブログから離れてしまっていました。アメリカ人と仕事していると、仕事そのものよりも、アメリカ人の生活スタイルや価値観、物事への対処方法、仕事のスタイル等々で驚くことや日本との違いをまざまざと感じることが多く、そうした学びが多い毎日です
その一方で、日本で生まれ育ち、毎日和食を食べ、日本の行動様式や価値観に基づいて行動している私は、彼らアメリカ人たちの目にはとても不思議に映るようで、ビックリするような質問を受けることも多々ありますここ数ヶ月の間に、こんな出来事がありました
自分で作ったおにぎりを食べていたランチの時間
おにぎりを見るのも初めての彼ら。とても不思議そうな目でじっと見つめられ、これ何?から始まり、どうやって作るの?中に何入ってるの?外についてる物体(ふりかけのことです。)は何?ふりかけって何からできてるの?お米ってどうやって炊くの?炊飯器はどうやって洗うの?と質問攻めに(笑)
メールの送り方
アメリカ人は、どんなにえらい上司であれ、同僚であれ、名前で呼び合います。ビジネスの場でも、日常的にやりとりをしている人とは会ったことないときにメールを送る際でも、Hi Bobと言った感じで、名前で呼んでOKです。そのため、日本人が「xxさま」や「xxさん」と苗字に敬称までつけて呼び合うのはとても面白いようで、「さん」って何?とか「さま」と「さん」は何が違うの?と聞かれることがよくあります。
受話器はそっと?!
日本では電話を切る際に、音を立てないように静かに受話器を置くことが礼儀ですが、日本のような繊細さがないアメリカ文化では、電話は基本的に皆がちゃぎりです。それも、用件が終わり、「Take care(さようなら)」と言った瞬間にすごい勢いで電話を切ります私はアメリカ人と電話するときでもそっと受話機を置いているのですが、受話器を置き終わると、同僚がいつもくすっと微笑んでいます。
お辞儀ってどうやるの?
日本人にはごくごく自然な動きですが、アメリカにはお辞儀という文化がありません。初対面の人とは握手と笑顔で挨拶するし、誰かと別れるときにも笑顔のみ。アジア人がお辞儀をする文化があることを知っているアメリカ人からは、たまにお辞儀の仕方を教えて!といわれます。でも、私が見本を示さないと、アメリカ人のお辞儀は0.5秒ぐらいの速さになってしまうので、もっとゆっくりやるのって教えてあげています。
そんな暮らしをしていると、ふと、江戸時代のような大昔に海外に留学した日本人がアメリカで不思議な人として見られていたという状況は、あれから何百年経った今でも、あんまり変わっていないのかもしれないとすら思えてきました。そして、その一方で、私はディープなアメリカ文化を少しずつ学んでいっています。次回は、そんなアメリカ文化の紹介です