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エンタメ界復活のお祝い?タイムズスクエアの驚きの演出

6月半ばのNY市長によるパンデミック終息宣言以降加速すると思われたポストコロナのニューヨークの街。
残念ながら、デルタ変異種への懸念から、9月頭のレイバーデーの祝日明けのオフィス復帰を延期する会社も多く、観光客、出張者も以前のような水準には程遠い状況です。

それでも、コロナに負けずにたくましく動くニューヨークの街。
地下鉄とバスの中ではマスクが必須。小売店でも入店に"Masks required", "Face coverings required", "No mask, No entry"と掲げているお店が多いです。

そのような中、1年半に渡って閉じていたタイムズスクエアの劇場街が今月14日に再開することになり、閑古鳥が鳴いていたタイムズスクエアに賑わいが戻ってきています。

タイムズスクエアの一等地ですが、パンデミックで広告主がいなくなったのか、キング牧師の力強いメッセージボードが登場していました。

 

タイムズスクエアと言えば、年末のカウントダウンでのボールドロップの映像を思い浮かべる人も多いかもしれません。ブロードウェイミュージカルの劇場が軒を連ね、そうしたミュージカルのお客さん向けのレストランが多いのもこのエリアです。
I Love NYなどのロゴが入ったお土産やさんや露天商も多く、いつもごみごみしているため、地元の人は用事がなければ行かない場所かもしれません。そのため、タイムズスクエアが賑わっている、というのは、観光客が戻ってきた兆候でもあります。

そのタイムズスクエアに突如登場したのが、巨大観覧車。
8月25日から9月12日までの期間限定での営業です。最高地点33.5メートルまで上がるというこの観覧車はテキサス州から大型トレーラーで運ばれてきたようです。ぜひこの目で見てみたいと思って、夏の日差しが残る週末、観覧車営業の最終日に行ってみました。

遠くからタイムズスクエアの方を見ても、観覧車らしきものは見当たらなかったのですが、ブロードウェイを北上していくと、ミュージカルの割引当日券売り場で知られるTKTSの真横に発見!タイムズスクエアの予想以上の混雑に、安全を考えて観覧車の近くまでは行くことを控えてしまいましたが、観覧車は見事に営業中でした。

こちらがその観覧車。街に溶け込んでいて一見分からないぐらい自然でした。この階段は、ガイドブックにも必ず登場するタイムズスクエアの名所。横はブロードウェイミュージカルの当日券を割引販売するチケット売り場、tkts。イエローキャブも街にだいぶ増えてきました。そして、天気が良いのでcitibike(乗り捨て可能なレンタサイクル)も大人気。

 

タイムズスクエアのような混雑した場所に観覧車、とは誰が考えたのか分からないですが、こうした一見不可能とも思えることを簡単に行ってしまうのは、ニューヨークらしいと思いました。また、街をなんとか活気づけようというメッセージも伝わってきます。

今日はタイムズスクエアで見かけたニューヨークらしい光景の数々をお届けしたいと思います。
なかなか観光ができない中、ニューヨークの風を感じていただけたら嬉しいです。

タイムズスクエアの名物、似顔絵屋さんも戻ってきました。

もともと警官が多い場所ですが、突然警官がたくさん登場して、バリケードを設置中。タイムズスクエアが予想以上に混雑していたので、安全のため、何が起こるのか見届けずに帰ってきてしまいました。

着ぐるみの人たちも復活。

こちらは、道端で休息中の巨大な着ぐるみ。

 

数日前の大統領の記者会見で、なんと連邦職員のワクチン接種「義務」、100人以上の会社の社員のワクチン接種または毎週のPCR検査が義務付けられることが発表されたため、にわかに需要が戻ってきているPCRテスト。タイムズスクエアには簡単にPCRテストが受けられる車が登場。

weedとは、麻薬の隠語。今年3月に娯楽用マリファナの使用が合法となったニューヨーク。こちらは、医療用の麻薬を売るトラック。なんと日曜日の白昼に堂々とタイムズスクエア近くに止まっていました。トラックの側面の真ん中に小さな窓があり、そこでお客さんとやりとりするようです。私が通りがかったときにも一人買って立ち去るところでしたが、異様な光景にただただびっくりしてしまいました。

 

まだまだコロナのこともあって気をつけながらの生活ですが、NYの街はたくましく前進しています。


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