以前、宇多田ヒカルが自身のブログで、「日本人って挨拶にハグしないんだ」と驚いているコメントを見て、「ふつうしないでしょ~。なんでそんなことに驚くんだろう。」と思ったのですが、海外でずっと生活していた人にとっては、これは特異な光景に映るようです。
アメリカは、日本で何の苦労もなく普通に進んでいたことが、スムーズに流れることは少なく、うまくいったら逆にラッキーとさえ思ってしまうほどに、不便なことが多いところです。
でも、こうしたことに疑問を持っているのは、気づくと日本人やたまに韓国人であったりするだけで、他の国の人は何も言っていません。
いかに日本人が勤勉でしっかりしているのかを物語っていると思います。
そんな日々なので、日本からアメリカに輸出したいことは色々とあるのですが、逆に日本が海外から輸入したらいいのに、と思うのが世界の挨拶。
海外では、宇多田ヒカルが言っているように、「ハグ」が主流です。
男同士はゲイカップルでない限り、あり得ませんが、男女や女の子同士だったら、出会ったときと別れるときは、ハグすることが多いです。たまに会う友達とは100%そうですが、クラスメートのように毎日会っている友達でも、仲がいい子でなんとなくお互い気分が高まっていたらハグします。
日本にはこの文化はないので、いきなり日本に導入するのはできないと思いますが、ハグはお互いの距離が縮まってとても良い文化だと思います。
でも、一部ある例外はこんなケース。
・初めて出会った人:自己紹介のときは、握手。別れるときは相手によりけり。
・アジア人の男友達;お互いにハグの文化がないので、あまりしないかもしれないです。いきなりこっちからしたら、ビックリされそうだし、でも、アメリカ在住歴が長い日本人とハグすることは普通にあります。
・日本人がハグしない文化だと知っている日本通の外国人:とても仲良くならない限り、相手が遠慮している感じ。
ハグをしない文化の国として、アジアでは日本、韓国、中国の名前は確実に挙がると思いますが、それ以外は一体どこでしょう。たぶん、世界のほとんどの国がハグ文化を導入しているように思います。
中南米の人たちは、イメージ通り、とても情熱的で、コロンビア出身の子の話によると、町の人とか、出会った人みんなと熱くハグするようです。「日本にはそういう文化がないよね?」と聞かれたので、「全然ないよ~。ちょっと触れたらセクハラってことになりかねないし。」って言ったら、「え~!!会社の人と肩組んだりとかそういうのもないの?」って聞かれて、「それはあり得ないよー。」って言ったら、かなり驚いていて、「私、新婚旅行で日本には行けないわ。変な人に思われちゃいそう。」と笑っていました。