アメリカ生活・SOS

恐るべきアメリカの郵便事情

アメリカでは、日本で当たり前のようにきちんと行われていて、今まで全く疑問を持たなかったようなことも、一筋縄ではいかないことが多いです。

その一つが配達事情の悪さ。
日本のように、公共郵便サービスを提供しているUPS(United Postal Service)に加えて、USPSやFedExといった企業による配達が一般的ですが、それらの信用度はどれも日本のように高くありません。

UPSであれば、追加料金を払わない限り、郵便物の追跡はできないので、最悪の場合、途中でなくなってしまっても探し出すことは不可能です。
日本であれば、郵便物がなくなる、なんていうことはよほどのことがない限りはありえないと思いますが、アメリカではその頻度は日本よりもはるかに高いです。また、郵便物がタイムリーに届かない、ということも普通にあります。

USPSやFedExは、配送をメインビジネスとして営んでいる企業なので、料金は少し割高ではあるものの、常に追跡サービスがついています。
しかし、残念ながら、その信用度は日本のように高くはありません。

私自身、最近、インターネットで注文したものが届かないという出来事がありました。
先方は、追跡サービスができる形態で発送してくれたので、到着予定日を過ぎても届かないのを不思議に思い、検索してみると、なんと"delivered"という結果が出てきました。

ドアマンがいるマンションなので、通常、不在時の配達物はドアマンが預かってくれるのですが、私の荷物は受け取っていないようです。
そして、追跡サービスで詳細を確認してみると、"delivered to the mailbox"、つまり、郵便受けに配達済み、と出てきました。
しかし、私のポストに荷物はありません。

ここで浮かんでくる疑問は、
・先方は追跡サービスを利用しているのにも関わらず、なぜ、ドアマンへの手渡しではなく、無防備にも郵便受けに届けられてしまったのか?(荷物の大きさからして、小さな郵便受けに入るか分からないようなものなのに、なぜドアマンへ届けなかったのか?)
・追跡サービスが使われている以上、受け取り主のサインが必要のはずだけれど、一体誰がサインしたのか?(配達人がサインを偽造?!)
・追跡サービスを使っても、きちんと物が配達されないのであれば、追跡サービスの意味はあまりないのでは?

結局荷物は見つからなかったので、発送元の会社のカスタマーサービスへ連絡してみると、再送してくれることになりました。

本来であれば、詳細な事情を聞かれても不思議ではありませんが、「物が届いていない。」と言ったら、すぐに再送してくれることに。
それだけ、こうした郵便事情にまつわる事故がのかもしれません。

何かと面倒ですが、アメリカらしい出来事です。
物であれば、こうして紛失してしまったらどうしようもありませんが、重要書類等は、郵送前に必ずコピーをとっておく等の予防策が必要だと思います。

今週末は寒波到来が予測されて、マイナス15度にまで気温が下がると言われているニューヨーク。ブライアントパークの噴水も、水が凍ってオバケのような状態に。上から伸びている氷柱と凍った水面がつながっている箇所も!


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