ありがたいことに、昔から素晴らしい出会いに恵まれてきました。特に渡米間もない頃には、初対面や会って間もない状態にもかかわらず、親身に就職相談に乗ってくださった方々もいます。異国の地、それもこんなに大都会のNYの街で英語も流暢でなかった私が生活を軌道に乗せることができたのは、周りのサポートあってこそです。そんなこともあり、渡米してから、一つ一つの出会いをさらに大切にするようになりました。
人生とは不思議なもので、出会いたいときに自然と出会いたい人に出会う。NYに来てからはそんなことの連続だったように思います。
今朝の素晴らしい出会いも、驚くような偶然から生まれました。
先週から重い腰をあげて、このブログのバックエンドでの細かくて地味な作業を少しずつ進めてきました。何らかのエラーがあってグーグル検索に出てこない記事がかなりの数あることが分かり、そうしたエラーを一つずつ手作業で修正しています。
いつ終わるか分からないこの作業、果たしてどれほどの意味があるのか分からないけれども、なんとか終わらせたいと思いながら、今朝もそんな作業をしていた時、3年半ほどまえに、ある方が私のブログをご自身のブログで紹介してくださっていたことに気が付きました。
ちょうどパンデミックが始まって間もない頃に、先の見えない時期をどのように過ごすか、といった私の気持ちを綴った記事に共感くださったのです。文章を書くことがただただ好きで、いつも下書きも構想も何もなく、パソコンに向かって溢れる想いを打っているだけなのですが、このブログを通じて、ガイドブックからは見えない生きたNY生活や文化、アメリカ人の価値観、そしてアメリカの今を、興味ある方に届けられたらとの熱い想いはブログ開設当初から変わりません。
そんな私の気持ちを汲み取ってくださった温かい記事に胸が熱くなりました。
私のブログのプラットフォーム変更の影響で、せっかくつけてくださっていたリンクが機能していないことに気が付き、突然のお願いで失礼かもしれないと思いながらも、ブログでの紹介の御礼も兼ねて、ブログを主宰されている方にメールをさせていただきました。
すると驚いたことに、送信してからわずか1時間後になんとお返事が!それだけでも驚くべきことですが、なんと私からメールがあったことを再度私のブログの紹介とともに記事にしてくださったのです(こちらからぜひご覧ください)
ブログの主宰者は、兵庫県三田市で英保歯科を営む院長先生。
HPには、「まだ抜かないで!その歯は、その神経は、生かせるかもしれません!」と書かれていて、予防歯科を主軸に顕微鏡やルーペによる精密治療・接着修復を行っていらっしゃるそうです。私自身、一時帰国の度にお世話になっていて渡米前から数えると20年近くのお付き合いになる東京の歯科医の先生が、顕微鏡を用いた治療を行っていることもあり、英保先生に共感することばかりでした。
英保先生は、昔からアメリカ生活に憧れ、たまたま私のブログを知って以前から購読くださっていらしていたそうです。そんなすごい方にブログを読んでいただいていると知って身が引き締まると同時に、こうした出会いがあるのもブログ冥利と改めて思いました。
出会うべく人とはどんなに時間がかかっても出会うことができると私は信じています。それは、NYでそうした体験を積み重ねてきたからこそ。英保先生とも日本、またはNYでいつの日かお会いできますように!