NYから世界を考える NYから日本を考える

NYを一言で表すと?

気がついたら、前回の更新からだいぶ間が空いてしまいました。
皆様、夏を楽しんでいますか?

最近、シリアの難民受け入れ問題が世界のニュースに取り上げられることが多いですが、NYにも、世界地図を見渡して思いつく限りの様々な国の人たちが暮らしていて、難民という形はとっていなくても、自国に別れを告げ、半ば難民と同じような形で暮らしている人も少なくありません。そんな彼らからしてみると、たとえNYでの暮らしが大変だとしても、自国にいるよりはずっとましで、NYでの日々の生活に必死です。

それに対して、NYを好み、日本のように豊かな国をあえて離れて、NYで暮らしている私のような人もいて、今まで数多くの日本人以外の人たちに、どうして東京よりNYの方がいいの?と聞かれてきました。

先日、お父さんの仕事の関係で小学生の時からアメリカ暮らしをしていて、日本よりもアメリカ在住歴の長い同僚が、「やる気と体力、努力、智恵があれば夢を実現できる街がNY」と話していましたが、私も正にその通りだと思います。

裏を返すと、たとえこれら3要素がそろっていても、社会のしがらみ、コネ、肩書、家柄等々、本来の実力とは関係ない要素の重要度が高く、なかなか思った方向に進むことが難しい国も多いと思います。

それに対して、NYはある意味フェアで、これらの3要素をバランスよく持っていれば、自然と協力してくれる人が現れたり、話がトントン拍子に進んだり、と事の展開がとても早いです。アメリカは、歴史も浅く、何代か前までたどれば移民で成り立っている国なので、新しいことに対しての敷居は低く、特に、目標を持った人たちが集まっているNYのような街では、何か面白いことがあると、ぜひやってみよう、と言って話に乗ってくれる人も他の都市よりも多いように感じます。

NYは物価が高く、何をするにもお金がかかるように思われがちですが、まず本当に必要なのは、やる気、体力、努力、智恵で、これらがそろって行動していると、不思議なことにお金もついてきます。様々な人たちが、自分たちができる範囲で色々と支援してくれるのです。

日本ではあまり知られていないかもしれませんが、イスラエル(特にテルアビブ)は最近ベンチャー企業のメッカで、成功している会社はNYに子会社も持っています。彼らがシリコンバレーでなくNYを選んでいるのは、地の利もあるかもしれませんが、興味深い事実です。

このブログもそうですが、私も、NYでやってみたいことが形になるように、日々歩んでいきたいと思います。

 


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