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NYから見たアメリカ中間選挙

今日は、アメリカ中間選挙の日で、出社前に投票に行き、"I VOTED"のシールを洋服につけて道を歩いている人がいたり、一部のお店はそのシールをつけた人に対して無料サービス(シェイクシャックはポテトが無料、あるコーヒーチェーンは、通常のコーヒーが無料など)を提供して投票を促したり、グーグルのトップページが"Google"から"Go Vote"に変わっていたり、夜開票が始まったと同時にテレビでは選挙特番が流れたり、と選挙一色の1日でした。

今も、選挙特番を見ながら、このブログを書いています。

アメリカの中間選挙は、大統領の4年のちょうど中間、2年が経過したときに行われるため、この選挙の結果は現職大統領への通信簿のような形に捉えられています。今回は、トランプ大統領に対して、国民がどのような審判を下すのか、多くの人の注目が集まっています。下院全席、上院の3分の1が今回の選挙で選ばれるので、民主党にとっては、議席奪回のチャンスでもあります。

日本の何倍もの国土があり、同じ国の中で気候も違えば時差もあるアメリカ。住んでいる人たちも様々で、一人一人が選挙で注目するポイントも大きく異なっています。
アメリカ外で生まれてアメリカ市民権を獲得した人にとっては移民関係の動向が一番の注目事である一方、フリーランサーにとってはオバマ保険の廃止が一大事。その他、教育、貿易、外交などなど、個人が重きを置くところは異なっていますが、果たして、国民はトランプ政権に対してどのような審判を下すことになるのでしょうか。

開票率76%でもまだ結果が分からないテキサス。"too early to call" とありますが、ここでのcallは「呼ぶ」ではなく「判断する」という意味で、どちらが勝つか結論を出すのには早すぎる、という訳になります。callは、判断する、という意味でも普通に使われます。"It's your call."という表現が一般的ですが、「それはあなたの判断で」という意味です。

多数の政党が乱立し、政治家が時代の流れによってその時に有利な政党を鞍替えしたり、政治の経験もないタレント議員が出てきたりと、日本の政治は混沌としていて、各党の政策は分かりづらいですが、アメリカは、ほぼ二大政党制で民主党と共和党が大多数を占めていて、政策もリベラルなのが民主党、保守的なのが共和党ととても分かりやすいです。また、過去の経験や本人の知見が選挙では問われるので、タレント議員のように知名度はあるけれど政治経験がゼロという人が出馬することはありえない点で、ある意味、政治の世界も一般世界と同様に、実力社会だと思います。

民主党と共和党の特徴は、ざっと分けるとこんな感じです。
民主党:リベラル。青。自由経済。代表的な政治家は、オバマ、クリントン。
共和党:保守的。赤。政府が色々と介入。代表的な政治家は、トランプ、ブッシュ一族。

トランプ大統領が地方遊説しているときに、その背後で演説を聞いている一般の聴衆を見ると明らかですが、トランプ政権支持者は、WASP万歳といった白人至上主義の人たち。アメリカ内陸部に多いです。

今回の選挙では、2年前の大統領選挙でトランプ氏が勝った地域で、いかに民主党が票を伸ばせるか、に注目が集まっています。

今のところ、開票速報では良いムードの民主党。このまま逃げ切るでしょうか。写真は、おとといのニューヨークマラソンで優勝したレリサ選手(真ん中に写っている蛍光の赤い靴のランナーです)。偶然、ブルックリンで遭遇。あまりに速すぎてシャッターチャンスを逃してしまい、手前には警察の車が写ってしまいました。。

多くの州では、今回の中間選挙のタイミングで、州知事選挙も行われています。Sex and the Cityのミランダを先日の予備選で下した現職のAndrew Cuomo氏が、ニューヨーク州知事再選を果たしました。

よく聞かれるのですが、投票権は市民権を持った人(アメリカ生まれの人、もしくは、グリーンカードを5年以上保有し、市民となるための試験に受かった人」にしかありません。
そのため、アメリカにいかに長く住んでいても、市民にならない限りは市民権はないのです。

残念ながら私は投票権はありませんが、アメリカで長く暮らす一市民として、今回の選挙は目が離せません。


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