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<検証>アメリカで太った人は昇進できないという神話

私が日本で暮らしていた頃、「アメリカでは太った人は、自己管理能力がないとみなされて昇進できない」という話をまことしやかに聞いたことがあります。

アメリカ人の友人がいたわけでもないので、その当時はこの噂の真偽を検証することができませんでしたが、渡米して、私の会社にいるトップ層の人たちやクライアントのそれなりの地位についている人たちを見て思うのは、太った人が昇進できないのではなく、「昇進して良い地位についている人たちが引き締まった体型をしている」のです。

アメリカでは、実際のところは分かりませんが、表向きは差別はタブーです。
差別は、人種差別から男女の性差による差別、年齢による差別、体型による差別など様々ですが、こうしたことで差別して昇進の機会を与えないといったようなことが起こると、会社自身が差別の対象となった従業員に訴えられて負けてしまうことは大いにあります。
そのため、太っていることが原因で昇進できない、ということは考えにくいです。

ただ、言えるのは、アメリカで、しかも名の知れた会社で上へと上がっていくことは簡単ではありません。日本ではまだ終身雇用制の考え方が残っているので、会社にいれば、いずれ自分のすぐ上にいた人はその上の位へと昇進し、空いたポジションに自分が就くことが可能です。
しかし、アメリカでは、空いた人のポジションは、自動的にそのすぐ直属の部下で埋められることはありません。なぜなら、即戦力が求められるので、そのポジションの経験がない人では、すぐにそのポジションの仕事を回せないからです。
そのため、外部に募集をかけて、その空いたポジションを任せられる人を探すということは一般的です。

下からステップアップしていくには、常に上を見て、自分の上の人たちの仕事内容も遂行できるような知識をつけておく必要があります。そのためには、たゆまぬ努力が必要ですし、周りの人たちと上手くやっていくという協調性、さらには、自分の立ち位置をしっかりと把握し、確かなポジショニングをとる必要があります。

そんなことができる人はどういった人でしょうか。
まず言えるのは、自分に厳しい人、妥協しない人、自分を客観的に見ることができる人だと思います。
それは、仕事だけでなく、プライベートにも言えて、自分が外からどのように見られているのか、ということを考える人であれば、まず、外見に気を使うことでしょう。
そして、自分に厳しい人であれば、体型維持のために、定期的にジムに行って運動する、といったたゆまぬ努力も惜しまないでしょう。

そんなことから、男女ともに、仕事で成功している人=外見も素敵な人という方程式が成り立つのです。
生まれ持って良いルックスというわけではなくても、常に自分を磨き、そして品格を備えた人であれば、その人の内面から滲み出るオーラを感じることができると思います。

NYへ来る機会がありましたら、ぜひ早起きして早朝の出勤時間帯のニューヨーカーたちを観察してみてください。(ただ街中のニューヨーカーを見るのではなく、できれば、おしゃれなホテル併設のカフェや早朝営業しているレストランへ行ってみてください。早起きのニューヨーカーたちがブレックファーストミーティングをしているところが垣間見られると思いますが、そうしたことをしている人たちは、それなりのビジネスマンやビジネスウーマンたちです。)

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