NYから日本を考える NYに住む

日本語と英語のはざま

いよいよ8月に入り、夏も本番ですね。
NYでは、夏は野外イベントが多いので、この1ヶ月、どんなイベントに参加しようかとわくわくしています。

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ちょっと天気が悪かったのでどんよりしていますが、夏の定番、block festival。数ブロックを歩行者天国にして開かれるこのお祭り、夏の間は自然発生的にあちこちで開かれています。

今日は、NYに来てから気付いた興味深い現象について書いてみたいと思います。
それは、英語と日本語の使い分け。

アメリカ生活の長い人であれば、英語モードと日本語モードのスイッチがぱぱっと切り替わると思いますが、ある程度の年でこちらに来た私にとっては、何年経っても英語は「外国語」。
英語がもっと上手くなったらいいな、とNY生活丸七年経った今でもほぼ毎日のように思っていますが、そんな私でも、英語のほうが楽、と思う場面があります。

それは、簡単なテキストメッセージや、プライベートやビジネス上のEメール。

なぜ楽かというと、英語では標準的な言い回しがわりと定型化されているので、その言い回しさえ覚えてしまえば、お客さんに出すメールだから敬語はどうしよう、とか、上司へのメールでこういう言い方のほうがいいかしら、と言った、日本語のメールを書くときに必ず気にすることを、ほとんど気にする必要がないのです。

また、文字を変換する必要がない、というのも、英語が楽な大きな要因です。
こちらに来るまで考えたこともありませんでしたが、日本語を勉強している友人によると、日本語の難しさは、文字を見ただけでは読み方が分からないことにあるそうです。
確かに、漢字の読み方を音読みも訓読みも理解していないと、普通の文章は読めません。
でも、英語であれば、見えた通りに発音すれば良いので、単語の意味が分からない、ということはあっても、文章が全く読めない、ということはありません。

それは、文章を書くときも同様で、打ったままに表示される英語の方式に慣れてしまうと、日本語の場合、まず文字を打って、そして適切な漢字に変換するという1つ多いステップが、少し面倒に感じてしまうのです。

そのため、こちらに長く住んでいる日本人たちの間では、会って話すときには日本語でも、簡単な携帯のテキストメッセージは英語、ということがよくあります。
また、社内でも、私の会社は米系企業なので、社内メールは日本人同士でも完全に英語、そして直接会って話すときには日本語、という使い分けがされています。

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ニューヨークに長く根付いているカフェの一つ、city bakery。日本に支店もあるようです。

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週末のcity bakeryでは、インド系のテレビの収録が行われていました。白熱した会話のようでしたが、どんなトークが繰り広げられていたのでしょうか。


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