NYから世界を考える NYで冬を楽しむ

今年は私がサンタさん?!

先週の土曜日は、午後から粉雪が舞い始め、それが吹雪に変わり、土曜夜からは、街中銀世界となりました。

除雪車の出動が遅く、車道も歩道も雪だらけ。

うっかり誰も歩いていない道に踏み込んでしまうと、ひざ下までずっぽりと雪に埋まってしまうような深さでした。

先日、知人が尽力している団体INWOOD HOUSE のクリスマスボランティアに参加しました。

Inwoodとは、マンハッタンの北端、ハーレムよりも北に位置するエリアに由来します。この一帯は、20世紀中盤まではアイルランド系とユダヤ系子孫が住むエリアでしたが、1970年代、1980年代に多くのアイルランド系子孫が郊外へ移住すると、ドミニカ共和国の移民が移り住んできました。

Upper EastにあるInwood House。上層階は、ティーンたちの住居です

いまだに夜一人で歩くこと、そして人気のない通りは昼間ですら歩くことは避けたいハーレムよりも北にある、ということから、このエリアがどんなエリアなのか想像がつくかもしれません。

改装を終えたばかりで、外観も内観もとてもきれい。

改装時には、多くのティーンたちの出身エリアであるInwoodやBronxに移転する案も出されたそうですが、新しい人生の一歩を踏み出そうと励んでいるティーンたちから、生まれ育ったところからは離れたい、と大きな反対にあい、もともとあった場所での改装となったそうです。

この団体は、妊娠をひかえたティーンたち住居を提供し、出産までの多大なサポートを行っています。

といっても、普通の女の子たちと違うのは、彼女たちのバックグラウンド。家族に捨てられてホームレスシェルターで育った子、家庭崩壊のためフォスターケア保護のもとで育った子たちなのです。

Inwood Houseは、初めての出産を控え、相当な不安を抱えているのに、身寄りのない子たちの居場所として1830年に誕生しました。

今回は、みんなで、このInwood Houseの在校生、そして卒業生(出産を終えるとここを卒業して一人立ちしなければならないのです。)たちへ届けるクリスマスプレゼントのラッピングを行いました。

クリスマスプレゼントをもらったことのない女の子たち、生活するのに精一杯で子供にクリスマスプレゼントを買ってあげることができない若いお母さんたち。

彼女たちに、

プレゼントをもらう喜び

本当の家族はどこにいるのか分からなくなってしまっていて愛情に飢えている状況の中で、自分のことを想ってくれている人たちがいるということ

を知ってもらうことの重要性から、このイベントは、ここInwood Houseの恒例行事となっているそうです。

プレゼントは、すべて企業や個人からの寄付・

その数は、小さな会議室がいっぱいになってしまうほど。2時間半ほど20人ぐらいで作業をしても、ラッピングが終わらない多さでした。

キティちゃんのネイルセット。下のふわふわのキティちゃんは、小物ケースになっています

私は、こんなプレゼントを2つ持っていきました。

私たちが包んだプレゼントは、200近くの母子家庭へ届けられるそうです。

みんなが、笑顔ですてきなクリスマスを迎えられますように。


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