私の行っている学校には日本人が少ない(ほとんどいない)ので、いつも色々な国の友達に囲まれて過ごしているのですが、自然と必ず近くにいるのは韓国人です。
韓国での日本文化の広まり方には目をみはるものがあり、むこうが日本人である私に親近感を持ってくれること、同じアジア人の中でも感覚が似ているので話しやすいこと、さらには韓国人は日本人、そして日本という国に大きな憧れを持っていることが大きな理由のように思います。
韓国人は外見も似ているので、日本人と同じ感覚で友達になることができるのですが、韓国文化を知るにつれ、意外と大きな違いがあることにも気づき、驚かされます。
そして、そんな違いは、韓国人と友達になるうえで知っておくとよいかもしれません。
その1つが、韓国人男性のプライド。
これは時と場合により、いい意味にも悪い意味にもなりうるので、うまく書くのが難しいのですが、日本人と比べて、自分に自信を持っている、または、そのように見せたい、と思う人が多いように思います。
それは以前紹介した「韓国的友愛の考え」にもつながるのですが、韓国人男性は、(血がつながっていない)弟や妹の面倒をかなりこまめにみています(どうやったら血がつながっていない弟や妹になれるかは、こちらを参照)。頻繁に電話して様子を聞いたり、先輩としてアドバイスをしたり、その方法は多岐にわたります。そんな姿を見ていると、自分が「年上」である、ゆえに兄的立場を維持しなければいけない、という一種の責任感のようなものを感じます。さらに、そうした(血がつながっていない)弟や妹たちには、自分がしっかりしている兄だという姿を見せるために、影で色々と努力をしている姿がうかがえるのは興味深いです。
仲がいい韓国人の友人は、私より若干年下なのですが、どうやら私はその友達の友愛組織に片足ぐらいは入っているようで、特に用事がなくても元気に過ごしているかを確かめる携帯メールがたまに来たり、ごはんに行くとなぜかおごってくれたりします。
そして、韓国人の女の子が面白いことを教えてくれました。
韓国では年功序列は日本よりもはるかに厳格で、友達間でも、初めて会ったときに名前の次に聞くのは「年齢」だとか。なぜなら、自分より年下か年上かによって、呼び方が異なるからです。
韓国人といるとよく耳にするのが、「オッパ」と「オンニ」という言葉。
前者は年上の男性に呼びかけるとき、後者は年上の女性に呼びかけるときに使われます。
この言葉はあちこちで飛び交っているので、普通の言葉のようですが、韓国人男性は「オッパ」という、自分が年上だということを意識させられるこの言葉を呼びかけられるととてもうれしいそうです。
私の友達いわく、
夜ごはんやカラオケとかで相手にお酒が入ったときに、「オッパ」とかわいく呼びかけると、韓国人男性はものすごーく喜んで、間違いなくごちそうしてくれるとか。
この一言、ぜひ試してみたいのですが、いまだそのチャンスは巡ってきていません。
平日6時頃の様子なのですが、みんな仕事は早く切り上げているのでしょうか。