コラム

日本も見習いたいインドの驚くべき教育事情

今日、親しい日本人の友人に誘われて、彼女の友人のインド人夫婦とランチをしました。
昨日から突然気温が下がっているNY。それでもコロナ対策で、レストランは屋外飲食しかできません。インド人夫婦がラーメンを食べたいということで、私のお気に入りのラーメン屋さん、Tonchinへ。外に設置された仮設テント内の席で、あつあつのとんこつラーメンをいただきました。

インド人は日本でも頭が良い国民として知られていると思いますが、ニューヨークで活躍しているインド人の頭の良さは群を抜いています。

男性は、仕事をしながらコロンビア大学のMBAを卒業し、インド系コンサル会社に勤務。彼との結婚でインドからやって来た女性はアマゾン勤務。

二人ともインド生まれでインド育ちですが、流暢な英語を話していました。
色々聞いてみると、なんとインドの私立の学校教育は全部英語で行われていて、小学生の時から英語に触れていたそうです。そのため、NYに移ってきたときも、英語の壁はほとんどなかったそうです。
発音を少し調整したり、文化の違いを学んだりといったことは必要だったそうですが、すぐにニューヨークの生活になじんだと聞いて驚きました。

国として発展するためには英語が不可欠との国の判断でこのような政策がとられているそうです。
そして、それにより、インドは欧米企業のコールセンターなど英語を必要とする仕事を多く受注し、発展を遂げてきました。

私が以前勤めていた米系の会社は、インドに大きなサービスセンターを持っていて、今まで新人や入社2年目ぐらいの社員が担当していたような単純な仕事は、インドへ外注していました。
人件費がとても安く、インドへ仕事を外注すればするほどプロジェクトの採算は上がるので、積極的にインドへ仕事を回すようにと会社トップからの通達が頻繁に出されるほど、私たち社員へのプレッシャーはすごかったです。

コールセンターといえば、フィリピンも一般的ですが、フィリピンは公用語が英語で、フィリピンなまりはあっても皆英語を話します。そのため、英語を母国語とする企業のコールセンターを引き受けるのは容易なことだったと思います。
それに対して、公用語が英語でないインドで、国民が熱心に英語を勉強し、コールセンターを引き受けるようになったのは、特筆すべきことです。

なお、私が勤めていた米系企業の日本にある法人は、社員が英語でインドへ仕事の指示を出せないから、と青島のサービスセンターへ日本語で仕事を外注していました。青島には日本語ができる人たちが一定数いるそうです。
こうしたことからも、日本人の英語力が世界の中で遅れをとってしまっていることを実感せざるを得ません。

インドは貧富の差が大きな国としても知られていますが、国民の4割ぐらいの人たちは、日々の生活をお手伝いさんのお世話になっているそうです。
料理から洗濯、さらにはちょっとお茶を飲みたいときにも、自分でいれることはほとんどないと言います。
結婚によりアメリカへ渡ったインド人の女性は、実家にいたときに料理を全くしたことがなかったため、お母さんにかなり心配されたそうです。

私が渡米した11年前から今までを見ていると、インド人の渡米はどんどん加速しているように思います。友人によると、その最大の理由は「お金」だそうです。
アメリカ企業は優秀な人材は高く評価してお給料もそれなりに出してくれるので、質の高い生活を求める人やキャリア志向の人はこぞってアメリカへと渡っているそうです。

また、インドは日本と似たような文化で、長時間働くほど会社に評価される、という文化があるようで、アメリカ式の仕事のスタイルを求める人もいるようです(アメリカでもマネージャー職以上の人たちの労働時間は決して短くありませんが、「成果主義」のため、無駄に長時間会社にいることは求められない分、ワークライフバランスはあると言えると思います)。

話を聞けば聞くほど、日本が世界から遅れてしまっている現状を目の当たりにしてしまいますが、久しぶりに刺激的な話を聞くことができて、楽しい週末となりました。

まだまだ寒さが続くニューヨークですが、次回は彼らがおすすめのインド料理屋さんを紹介してくれるそうですので、寒さ厳しい中も、屋外ダイニングを引き続き楽しみたいと思います。

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